α7IIとHugo-Meyer Primoplan 5.8cm f1.9で葛飾八幡宮を撮ってきた

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α7IIとMeyerのPrimoplan 5.8cm f1.9で葛飾八幡宮を撮ってきた。

www.katsushikahachimangu.com

葛飾八幡宮は結構由緒ある神社のようで、平安時代の889年~898に建立された。

源頼朝も平家に負けて落ち延びた房総からここへ来て、八幡なので武運を祈願した際に馬の蹄跡がついたという石もあった。

ボロ市も有名らしい。今度は2019年10月19日(土)のようだ。

現在もご祭神のご功績から厄除開運・必勝(「勝つしか」という名の通り)・安産・育児守護の氏神さまとして、地域の方々の崇敬を集めております。

https://www.katsushikahachimangu.com/gosaijin

へぇ!!「葛飾=勝つしか」なんだ!必勝祈願、なるほどねー!知らなかったわ。

近くには市川市の国府台=国府があったりと、この辺りは色々と歴史が深い。

千本イチョウ(国指定天然記念物)もあったのだけれど、大きすぎてどうしたらいいのかわからず撮らーず。

向かいには「八幡の藪知らず」(下の方)もあるし、なかなか趣深い。

しかし、葛飾の、「葛」という字ってクズ=屑になってしまうし、葛根湯のように有用なものになったりするし、色々あるな。

はぁ、葛餅食べたい。葛切りもいい。

安っ!安!900円かよ!船橋屋行くか。

www.funabashiya.co.jp

話が逸れた。

1930年代のレンズで建立1200年の神社を撮る

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α7II Hugo-Meyer Primoplan 5.8cm f1.9(exakta)

Primoplan 58mm f1.9というとグルグルボケで有名だけれど、この戦前モデルはそんなにグルグルしない。しっとりと穏やかな写り。

鏡胴も戦後のアルミ製と違って真鍮製でずっしりと重たい。結構探したレンズ。

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どうですかねぇ。結構回ってますかねぇ。紙垂の紙のしっとり感出ていませんかね。

もう少しオーバー目でもよかったかなとか。

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質感とかいいですね

周辺がかなり落ちてる。開放だったような気がする。不思議な立体感があるのよね。このレンズ。

特にRAW現像時にコントラストとかを強くしていないんだけれど、3Dみたいな写りになってる。

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f4ぐらいだったかな

ここまで絞れば、一段絞れば一気に大人しくなる。

シャドウも潰し切らない程度に現像した。

ちょうど宮司さんがお賽銭箱を開けてジャラジャラ〜って出してた。

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ハナミズキかな

どう?この写り。これを見るといいレンズだなーって思う。

ちなみにエクサクタマウントをMマウントに変換するレイクォールのアダプターを使って、さらにコシナのClose Up Focus Adapterをつけて二段アダプター。

それで最短70cmのこのレンズがさらに寄れるようになって、フィルムでは見られない写りが見られるようになる。

これもデジタルならではのいいところだよね。

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しっとりとした竹

瑞々しい感じがする?開放だったような気がするとけれど、結構落ち着いた写りで好き。

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萩かな

ちょっとうるさい感じになったけれど、このしっとり感は捨てがたい。

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玉ボケ〜

遊んでみた。ね?全然グルグルしないでしょ?

これがEVFとかでファインダーで見えると萌えるね。正直。

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f4だとここまで落ち着く

神社の前で。

f4はかなりスッキリしてくる。これはこれでいい。

やはり中距離、遠距離は遠慮なく絞ったほうがいいね。

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遠距離でf4

f5.6じゃなくf4。なぜかわからないけれど。

周辺は厳しいけれど、ここまでフラットに写る感じ。

このレンズだとつい寄って行ってしまうんだが、58mmの引きというのも撮れるようになりたい。

こういうレンズで絞る勇気を持てるか?f8とかさ! 

Hugo-Meyer Primoplan 5.8cm f1.9

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口径は39mmなんだけれど、どうもねじピッチが違うようでポーンとフードが飛んで行く時がある。

でも無いよりマシって感じなので、八仙堂さんのフードをつけてる。

困った時の八仙堂。 

そもそも純正フードってあるかなって。あるんだろうなぁ〜。どこかに。

Hugo-Meyerは1896年にHugo Meyerによって興された、ドイツの老舗光学メーカー。(Carl Zeissは1846年)

初期の一眼レフカメラに供給されていたレンズの一つが、このPrimoplan 5.8cm f1.9。戦前の一眼レフカメラ、キネエクサクタ用と思われる。

ちなみにPrimoplanの"plan"はドイツ語で"平坦な"とか"平らな"という意味。Planarもこれ。

私は平坦な胸が好きです。

えっと、だからキネエクサクタが欲しいのだ。このレンズでフィルムで撮ってみたいのだ。

あと、Meyerの超有名な高額レンズとして、Zeiss在籍時にPlanar、Tessarを設計したパウル・ルドルフのKino Plasmat 50mm f1.5とかさ。250万円ぐらいで今は買えるの?

もう全然見なくなったね。どこに行ったんだろうね。

Meyerは戦後もPrimoplan 58mm f1.9として供給されているが、ドイツ分断により、東ドイツに吸収され、Pentacon銘のレンズでも発売されているものが多くある。

例えばOrestegon 29mm f2.8などはPentacon 29mm f2.8で出ているし、3枚玉のTrioplanとか有名ね。玉ボケが綺麗に出るんだよね?

Orestegor 50mm f1.8なんかも欲しいレンズなんだよねー。30cmぐらいまで寄れるし、ボケも綺麗だし。これもPentacon 50mm f1.8で出ている。

Pancolar 50mm f1.8もPentacon 50mm f1.8で出ているんじゃなかった?

Pentaconめんどくせー。

ま、そういうわけで超老舗メーカーなわけ。

いいレンズじゃないわけがない。

好きです、Primoplan。好きですPlan。

デジタルカメラ、α7IIについて

α7IIもこれで必要十分って感じで、最近は新しいレンズとか買ってもこれで試写しなくなった。

ほぼ、このPrimoplan 5.8cm f1.9かブログのブツ撮り用にAi Micro Nikkor 55mm f/2.8Sしかつけてない。

だって、下手するとアダプター買う方が高いんだもん。

キネエクサクタが手に入ったら、なんかニコンのDfに買い換えようかなって思ったり思わなかったり。

Dfは逃すと、RD-1見たく高騰しそうな感じのカメラだし。

古いニコンのレンズが結構あるので、これで資産活用? 

 とりあえず、Mマウントに変えてしまう。

 そしてこれで寄る。

aremo-koremo.hatenablog.com

α7IIを使ったの1年半ぶり?