東国三社のうちの息栖神社と鹿島神宮へバルナックライカのDIIとエルマー 5cm f3.5を持って行った。
東国三社 東国三社 - Wikipedia
写ルンですで撮った記事。
小さいながらも雰囲気のある神社
息栖神社はひっそりとしていて静かだけれど、森もあったりと雰囲気は良い。
ついつい裏側、裏側へと行ってしまう。ひっそりとしたところが好き。まだ現域で使われている感じの焼却炉。久々に「しょうきゃくろ」って発音したな。
やはり裏手でひっそりと咲き終えようとしている椿をエルマーでしっとりと撮る。エルマーは地味なレンズだけれど、こう言う被写体もあっているような気がする。
となりの森へと通じる裏手の参道。
ついつい撮りたくなる遠近法。消滅点を探せ。
イチョウの木の紅葉が始まっていた。
寄ってみた。モノクロでも「黄色い」と言うことが伝わるといいのだけれど。
鹿島神宮は鬱蒼としていた
鹿島神宮へ。鹿島神宮は日中でも境内の中に入ると大きな木々に覆われていて鬱蒼としていて肌寒いぐらい。
逆光は勝利だよね。逆光好き。
分岐点。右の道か左の道か。右のレンズか左のレンズか。両方か。
一部で紅葉しているところもあった。かなり薄暗い。ISO400でf3.5開放、1/30~1/60ぐらいだった。DIIだとスローシャッターがないから開放値f3.5のエルマーの時はISO400が必須だな。さらに暗いヘクトールの2.8cmなどはf6.3なのでどうにもならんか?ISO1600に増感すれば良い?買おうヘクトール2.8cm。(ニッケルは少ないぞ)
境内で一番広い参道。隙間から強い光が入ってくる。
息栖神社と違ってそこそこ人出は多い。
裏側に回ってみた。「祖霊社」と言うらしい。
なんと弓道場があった。さすが武の神様?エルマーってこれほどあっさりした感じだったっけか?と思うほどさらっと写っているな。たった4枚のレンズなのにコントラストが高くなったり低かったりと、写真はレンズ次第と思っているが撮り手次第なところもあるなぁと。光を読んだり、被写体をよく見ることだったり。
DIIとElmar 5cm f3.5
社外の革ケースに入れて。いつも使っていたDIIIが修理中なので今回はDIIを持ち出した。そして基本のきのElmar 5cm f3.5。
このレンズはいつも基本を思い出させてくれる。DIIはストラップのアイレットがないので手首に巻くストラップを三脚穴にねじ込んで使うか、ケースに入れて使うことになる。ケースも一長一短で手が離せて楽というのもあるんだけれど、少しボディの厚みが増してしまい戸惑う。このわずか1cm以下の厚みでも手で持って構えてみるとDIIIとは違う感じがしてしまう。なので一番いいのは手首に巻くストラップだと思うのだが、そうなるとずっと手に持っていないといけない。
ならばと思いついたのは、DIIは沈胴レンズのみつけて取らないときはレンズを収納して、コートのポケットに入れておく。つまりDIIを「冬専用のバルナック」にしてしまうというもの。おお、これは贅沢だな!まぁ、発売当時に使っていた人たちはケースに入れて使っていたんだろうけれど。純正のケースのつくりがいいかならなぁ。でも80年近く経った革のケースは使うのが怖い・・・。
こういうハンドストラップを使っている。三脚穴の大きさに注意。
こういう変換アダプターがある。大ネジを小ネジに変えるもの。ブラックならニッケルのものにしたくなる。
Elmar 5cm f3.5は私のはブラックボディに合わせてというか、DIIIを10年前に買った時に一緒に買ったものでニッケル。カッコ良い。もちろんニッケルかシルバーかで写りが変わることはないけれど。(コーティング有無ならまだしも)カメラはカッコ良さで勝負だ。軽くてよく写るこのエルマーは大好きなレンズなのだけれど、写りすぎて手が伸びない時がある。いや、今日はHektor 5cm f2.5にしようとかSummar 5cm f2にしてしまおうとか。つい出番が減ってしまうが持ち出してみると、ああ、これだよなぁと思う。そして現像してネガを見ると、ああ、やっぱりよく写ってるとしみじみしてしまう。色々なレンズに手を伸ばすけれど、結局はElmarに戻ってくるんだろうなと。一家に一本Elmarだよ。"バルナックにはエルマーを年に一回以上つけなければならない条例"を作りたいぐらい。
デルタ400はいいフィルムだったなぁ
ヤクザと憲法