梅雨が早々に開けて、強烈な暑い日が続いていた時に涼を求めて勝浦市に行ってきた。
お昼過ぎに着いたんだけれど、気温は29度。車の外気温計は25度を示していた。
カメラはF80Sにレンズは一度フィルムで試してみたかったAF-S Nikkor 50mm f/1.4G。
"S"はコマ間に露出データを写し込むことができる。
f9.5と1/350とf5.6と1/750。露出補正なしの00。
お金がなくなって一度手放してやっぱりもう一度買い直した。
50mm f1.4の魔力たるや。
フィルムはILFORDのFP4+。
日中、外なら扱いやすい。
目次
勝浦タンタンメン
昼食は「千葉県三大ラーメン」のひとつ、「勝浦タンタンメン」にした。
「味翔」で「豆腐入り勝浦タンタンメン」にした。ここは初めて勝浦タンタンメンを食べたところ。「江ざわ」も有名だけれど、すごく混んでいていつも待ち時間が1時間ぐらいかかるのでお店で食べたことがない。
味翔もかなり美味しくてオススメ。ここのはコクもある。
他のお店では本当にラー油で無理やりタンタンメンにしましたという、本来の勝浦タンタンメン風もある。
もともと漁師さんや、海女さんが冷えた体を温めるためにラー油の入ったラーメンを食べたのが発祥とか。
千葉県三大ラーメンとしては、勝浦タンタンメン、アリランラーメン、竹岡式ラーメンがある。
竹岡式だけはまだ食べたことがないので一度は食べてみたい。
守谷海岸の渡島(わたしま)
大潮の干潮時の時だけ、この渡島への浅瀬が出ると言われていて、ちょうどこの日は大潮だったのだけれど、干潮時には間に合わず。
潮は満ち満ちとしていた。あー。そして海水浴客も結構いたのでカメラを出すのは憚れた。
一応記念撮影だけでもと、スマホでパチリ。スマホの望遠が欲しい。
今度は秋頃に来てみよう。
鵜原海水浴場
守谷海岸から鵜原海水浴場へ、八坂神社の白い鳥居を見てから本殿に足を伸ばしてみようと向かった。
ここで車から降りた時は少し暑いかな?と思ったんだけれど、驚いたことに砂浜に降りたら、すごい涼しくて驚いた。すーっとしていた。
そして写真の右側にも出ているけれど、霧が出ていた。とても涼しかった。本当にびっくり。
八坂神社
いつも白い鳥居を見て、祭りの時はここまで神輿を持ってくるとは知っていたが、肝心の本殿を見ていなかった。
海岸からのんびり歩いて5~6分かな。
ここを左に進むと神社がある。
伊南房州往還を歩いていたことに気づかなかった。今度は伊南房州通往還と房総往還を辿るのも面白いかも?
いやー、立派で少し驚いた。
素晴らしい。奥の森も良さそう。
1本の木からこうやって立体的に彫るのかと思うと、すげーとしか言えない。
これ修復したら、すごい立派な色になるのかな。でもこのままでもいいような気もする。
裏手に回ると梯子があって、この階段を登ると本殿に出る。
誰がどうして彫ったのかと。
社殿上の鯱鉾?が気になる。
裏手の林は自然林として県指定天然記念物になっている。
妻が絶対にヒルが出るといい、反対。今回はやめておいた。やっぱり房総は秋から冬かなとか。
鵜原区。味わい深いベンチと掲示板。
完全に夏。常夏。
この後、浜行川の八坂神社へ行ったが、浜行漁業関係者以外の進入禁止となっており断念。
次行った時は近所の人に声かけて車を止めさせてもらって行ってみよう。
芳尾の神明神社
思わず見上げてしまう。
ここも立派な彫刻。
こういう港風景を神社から見るのもいいね。
さて、ここから尾名浦のメガネ岩が近いことに気づいて急遽歩いて行ってみることにした。
尾名浦のメガネ岩
この隧道の中が風通しがよくとても涼しかった。
2個目の隧道を超えたところに現れた神社。調べると稲荷神社のようだった。
しかし、すごいところにあるもんだ。
尾名浦に到着。すごい暑いわけでもなかったので歩いてこられたという感じだった。
プライベートビーチかのような感じだった。
地図的には勝浦市街の方向。ずっと霧が出ていた。
おそらく冷たい海水が暖かい空気に触れて霧になっているのかと。
おそらくもっと潮が引くと行けるところもあるのかもしれない。
帰り道に気づいた。
おそらく防空壕かなと思う。房総には本当に多い。何かに使われていたのかなという感じ。
松の湯
せっかく勝浦に来たので松の湯へ。やはりお休みだった。
千葉県最古の銭湯ということらしい。漁師さんたちが冷えた体を温めていたのかなとか。
最明寺へ
大日如来像が洞穴のようなところにあると知り行ってみた。
御宿にある最明寺だ。
全然調べずに境内に行けばわかるかなと思い、階段を登って行った。
かなり急で長くて辛い。
これは・・・もしかして違う?とこの上に登ってもさらに上があるのでここで断念。
もっと簡単に見つかるような感じだったが?
ヒーヒー言いながら降りてきて、本堂の横を見たらあった。ああ・・・。暑い。
暗がりを進むとあった。
全部ライトが自動化されていて、近づくて点灯された。
像の向かいには穴があった。これはここが作られた時から掘られていたのかな?
ここの象の中に墨書で伊八の名前が見つかったという。
このお寺の裏手に行ったら、やはり「きょん」がいて走って行った。
住職さん曰く、結構最近になってかなり山から降りてくるようになったと。
房総はきょんの獣害が本当に激しい。
勝浦から御宿まで移動したが、夕方でも御宿の方が湿度が高く蒸し暑く感じた。
勝浦は海水が冷たく、冷気が風に乗せられて涼しく過ごせると言う。
確かに勝浦は涼しかった。避暑地としてもいいところだと思う。
さて、現行AFレンズとモノクロフィルムの写りやいかに。
撮ってきた!