来た。ゾナー5cm f2ニッケル。143万代とそこそこ初期。1933年製。
さて、これはどんな写りなんだろう。外でも撮りたかったんだがあいにくの雪だったー。参ったーと探したのは室内。室内といえば温室じゃんね。と言うことで温室に行ってきた。
温室とモノクロの相性はいいと思う
いつも撮りに行くと思うのは温室はモノクロと相性がいいよねと言うこと。光加減とかがいいのかな。都内では夢の島にも大きな温室があるし、どこ行っても楽しめる。冬は湿度があって呼吸が楽なのが嬉しい。肌に潤いを!喉に潤いを!
最短。0.9m。ゾナーって感じ。何が?と言われると答えづらいんだけれど、ピントの柔らかさとボケの雰囲気。同時代のライバル?5cm f2のズマールとかだとこんな派手なボケが出ない気がする。回っちゃうしね。
結構落ち着いた雰囲気で好ましい。いやらしい滲みとかないのがいい。
お気に入り。ザ・ゾナー。1,5ゾナーだともっとうるさくなるし、f2というのがしみじみ佳い。
縦構図好きよ。ピントはふわふわの草。ボケもよし、ピント面もよし。好みだわー、このレンズ。
この解像感もいい。1930年代のレンズはいいレンズが多い気がする。テッサー、ゾナー、エルマー、ヘクトール、ズマールなどなど。欲しいね。買おうね。
緩やかな感じ。後処理、背景処理が慣れていないとRFって経験と勘しかないけれど、なんとなくで撮れる。
無理矢理最短。ぼかしツール見たいなボケ方。
奥行き。温室はこの明かりがモノクロと相性がいいのかも。
嫌味がないよね。古いレンズだけれど、そんなに今のレンズと遜色ない・・・わけないけれど、デジタルで使ったら見分けづらいかも?いや一瞬でバレるか。
フレア大好きです。温室のガラスが光を和らげてくれて、さらに葉っぱが光を遮る。そこから漏れてくる光を古いレンズで撮るととても柔らかい。
85mmとかじゃないから前ボケも溶けすぎず扱いやすいかも。50mm f2でポートレイトって楽しいだろうなぁ。
植物でできたドレス。バラだったかな。しかしツァイスのレンズって純粋培養っていうか、丁寧に丁寧に作られている感じ。几帳面。このドレスを着てモデルをしてくれる人、強く募集。チクチク痛い?痛そうだから嫌なカメラマンにも触られず、ツンとしていられる。油断すると自分の腕をチクってやりそうだけれど。
おまけで外で撮れたもの。開放。
f2.8だったと思う。
フードとか
このフード、中々ないが探すと出てくる。A42(かぶせ42)フードで"42"の刻印と"Germany"の刻印だけ。真鍮製。知らないと、これが当時のコンタックスのフードってわからないよね。テッサー 5cmにもA27のかぶせフードがあるはずなんだけれどオーパーツ並みにない。でも、この42かぶせが使える。あとゾナー 5cm f1,5もこれが使えるので、3本の50mmに使える。しかし被せるだけなのですっぽ抜けやすい。一度カランコロン!と派手に落としたら歪んだ・・・。かなり弱い。それからはマスキングテープを買って貼った。もう取らん。外さん。え?じゃあテッサーの時は?もう一個買うんだよ・・・。もう一個。e-bay漁っていれば安く買える。7~8000円ぐらい。日本で買うと1万から。
あとはゾナー 5cm f2のねじ込みフードだなー。戦前のクロームゾナー 5cm f2はねじ込みになったので専用のフードがあるのだけれど、中々見つからない。Gew. 40,5 Germanyって刻印があるやつなんだけれど。これといったのが見つからずにいる。日本で売っているのをまだ見たことがない。でもライカのフードのように2万とかしない。7~8千円ぐらいか出品者が知らなければ3~4千円でも。あー、あの時の買っておけばよかったー。
あ、ゾナー 5cm f2がブラックとクロームと二本になったので撮り比べというのもして見たい。
ここで既出だけれど、沈胴クロームの5cm f2 ゾナーの開放。
こうなるとクロームのゾナー 5cm f1,5もどうなんだと気になり始める。これを病気と言いますよね。でも、ウキウキしてしまうのです。そわそわ、胸きゅんきゅん。あとはトリオター 8.5cm f4とゾナー 13.5cm f4が欲しい!胸きゅんきゅん!財布にドキュン!
こじんまりとしていて、それでいて力強いゾナー5cm f2。好きだなー。一歩進んで二歩下がる感じ?いや、二歩後ろを歩く感じ?控えめで主張せず、夜はすごいみたいな。夢のようなレンズだな!I have a dream!! アイハバドゥリィィィム!
夢の国のブラコン。
まぁまぁ使いやすいフィルムだった。Maco製のフィルム。
一家に一冊。
物語。