旧岩崎邸庭園に行った時の写真。
三菱財閥の創業者、岩崎弥太郎で有名な岩崎家の邸宅だったところ。
光が柔らかい。
西洋邸宅は光の取り込み方がうまいなと思う。
小さめの階段も雰囲気がある。
和室もある。和洋折衷というより共存させてた感じ。和室も必要って。
ここでも光の取り込み方を考えているようす。障子が低いのが印象的。
雨に濡れてしっとり。
ビリヤード室の扉。
ビリヤードの台。ビリヤードって、「撞球(どうきゅう)」と書くのね。
外に出てみると東京のど真ん中にこんな大きな庭があるなんてと驚く。
雨に濡れるもみじ。紅葉の時期も面白そう。
この写真が撮れた時、予想ではもっと柔らかい写りになっているかもと思っていたが、現像して見てみたら、むしろこういう写真が撮りたいと思った。質感とか好き。プリントしてみたい。うまくできたらポストカードサイズでちょこんと飾りたい。
庭に出て、木々の隙間から邸宅を撮る。遠くに現代都市が見える。
機材について
今回のカメラはバルナックライカのDIIIとXenon 5cm f1.5とトライ-X。クセノンは想像以上にシャープだった。これはトライ-Xとの相性もあるのかもしれない。開放でもピント面は結構シャープ。一絞り、二絞りすればかなりシャープになって解像する。クセノンとトライ-Xの組み合わせはちょっとした収穫だった。現像はD76をStockで20度、6分45秒。説明書通り。1:1の希釈現像はなんだかモヤっとして粒状感が強くなる感じがするのでいまいち好きになれない。見かけのシャープと言われてもシャープに感じなかったのでいつもD76は原液。
眼が欲しい
あと、室内だとどうしても広角が欲しくなるのかもしれないけれど、私は広角より少し狭い方がいいかなと思う。18mmとかで部屋全体をバーンと撮るのはカタログとかパンフレット用かなって。自分の視点を持っていたい。観察眼を持っていたい。観察で思うのは写真はやはり「見えたら撮れたようなもの」と思う。見えなかったら撮れないと思う。見えたら、手元でシャッタースピードと絞りを設定して、おおよそのピントを合わせておいて、のぞいて微調整。そんな感じ。あとは説明書通り現像すれば思うままの写真が撮れるんじゃないか。そうなりたい。だからいっぱい撮る必要はないという感覚がある。撮れると思ったら撮る。あとはプリントという「撮影」も残っているけれど。
古典的フィルムという感じ。ザ・スタンダード。でも今でも思うのはプレストがなくなったのが痛い・・・。
これも古典的な現像液なのだろうけれど、私が初めて現像したのがトライ-XとT-MAX液だったのでそっちの方が馴染みがある。
1:4の希釈。500ccでLPLのタンクで2本現像するので100ccと。分かりやすい。現像方法はあまりいじりたくないな。基本を作ってあとは撮影時に工夫したい。現像で変えるのはあまりしたくない。増感とか楽しいけれどね。