2019年7月8日 追記;メンディングテープ
2016年 12月14日 リンク追記;「アメリカからフィルムを買ったら半額だった」
今年はとてもフィルムで撮るのが楽しくて、と言うより写真を撮るのが楽しくて、フィルム消費が去年の倍以上になっている。
そこでどうしても引っかかって来るのが「コスト」で、趣味においてコストはあまり語りたくないが、デジタルカメラで撮るよりフィルムカメラで撮るほうが楽しいし、フィルム写真も好きなので、できればいっぱい撮りたい。
目次
長巻フィルムとは
モノクロフィルムがメインの私はコストを下げるのと「かっこいいから」自家現像をやっている。ネガのコントロールなんてできないよ・・・。
さらに安くする方法として「長巻フィルム」がある。
長巻フィルムとはフィルムがカートリッジに入っておらず、箱や缶に30.5m=100ft入っていて、長尺、ft缶、バルクフィルムなど呼ばれている。
最近は缶入りってあまり見かけない気がする。
この長いフィルムを必要な枚数分だけカートリッジに詰めて使うという方法。
フィルムテストに12枚とかも巻ける。
こんな缶だった。小物入れに使ってる。もう10年ぐらい前のもの。
この中に30.5mのフィルムがロールで入ってる。
2006年頃はトライ-Xとかは4000円ぐらいで、プレストとかアクロスで3500円ぐらいだった。
最近は箱が多いのね。
今回はこれを使った。macoというメーカーが作っている。
みらいフィルムズさんで7213円プラス送料400円。(2016年10月現在の値段) 30枚撮りを21本巻けたので一本あたり約360円。
30枚巻くのは30コマならコンタクトシートを作る時に6つ切りでぴったりだから。36コマだときつい。4つ切りになる。
ちなみに36枚巻くと17本ぐらいになるので一本あたり約450円。カートリッジで買うと700円はするから安いんじゃないかな。
長巻をいきなり買う前にカートリッジで2本使ってみてこれを使ってみようと思った。あとはFOMAPAN 400とかも考えた。ちょっと修行したいのはRETRO400Sかな。
アマゾンだと例えばILFORDのHP5プラスがある。11000円か高いね・・・。
ちなみにアメリカのB&Hなら$57.95プラス送料$7.16で$65.11。為替レート(105円)で計算すると6836円。げ、安い。
Ilford HP5 Plus Black and White Negative Film 1656031 B&H Photo
もう、今度はB&Hで買うわ。
追記;アメリカのB&Hからフィルムを買った
2016.12.14実際に買いました
用意するもの
フィルムローダー
フィルムローダーと呼ばれる、フィルムを巻くものが必要。商品名では「デイロール」が有名。
高っ!17000円もする!これは中古でも十分。
私のデイロールはオークションで1000円で買った。
いきおい2個買った。というのもISO100とISO400を分けて使っていた時期があったから。
自家現像で何本も現像するときは感度に注意。
ダークバッグ(チェンジングバッグ)
全暗黒で缶からフィルムローダーに入れるので必要。
自家現像している人は持っているからいらないね。MかLがいい。小さいと作業がしづらい。
カートリッジ(パトローネ)
最初から何も入っていないパトローネを用意して、パカっと開けて中の芯に固定して巻き込んでいくためのもの。
かわうそ商店 / 金属製 リローダブルカートリッジ・詰め替え用パトローネ 10個
私は自家現像しているので使ったフィルムのパトローネを再利用している。
現像時に最後の1コマ分ぐらい残してカットして、そこにガムテープで固定して巻き込んでいる。
2019年7月8日追記;メンディングテープ
ガムテープだと糊がはみ出てネガを汚すことがあるので、メンディングテープに変えてみた。
これだとスッキリ貼れる感じ。
巻き方
ダークバッグとデイロールと長巻フィルムを用意する。
ダークバッグ内にフィルムとデイロールを入れて手探りでデイロールを開けてフィルムも開ける。
ダークバッグ内でロールフィルムを真ん中に差し込み、引き出して白いテープのように入れ、引き出す。
きちんとギアにパーフォレーションが噛んでいるのを確認すること。確認できたら蓋を閉める。
ここまで全てダークバッグ内で行う。
ダークバッグから出し、パトローネを用意する。
ガムテープで固定する。テープはがっちり止めること。
これがきちんとされていないと、最後のコマを撮り終えた時に巻き上げレバーに引っ張られて外れて、巻き戻しができなくなる。ダークバッグにカメラを入れて引き出すしかなくなる。
お散歩写真ならいいけれど、旅先だとダークバッグなんて持ち歩いていないから地獄。
蓋を閉めて、スタート位置にする。
クランクを回して必要な枚数を巻いたら取り出してハサミでベロを作る。
ありったけのパトローネに巻いた。これだけあるとなんだかこの先も安心するね。うん。
それでもカメラは欲しいけれど。レンズも欲しいけれど。ハロウインも終わったしね。買わないと。
で、使ってきたフィルムのケースに入れておく。気になるのなら冷蔵庫に入れればいい。
週に1本だったら20週は持つことになる。1ヶ月4本なら約5ヶ月?
現像をお店に出す時
長巻フィルムだと現像を受け付けてくれないところもあるので、もしお店に出す場合は事前に確認が必要。
受け付け可能だったら、パトローネの返却も希望したほうがいい。
この長巻フィルムは本数撮る人が少しでも安くするためにというものだったけれど、今やフィルムも高級品なので、昔同様少しでも安くという理由が成り立つと思う。
さすがに月1本ぐらいしか撮らないのなら、どうかなと思うが少しでも安くという選択肢として長巻もありかなと思う。
ここでも少し触れたが今回は長巻について詳しく書いてみた。