以前から一度は行ってみたいと思っていた、三峯神社に行こうと思い、調べていたら、秩父には三大神社があることや久しぶりに長瀞にも行こうと一泊旅行へ。
GRも本格デビュー。
三峯神社
朝一で出発して到着は11時。高速降りてからの下道が長かった。2時間ほど。
途中、コンビニで突然見知らぬ人に「この先、三峯神社に行きたいんですが、ノーマルタイヤで大丈夫ですかね?」と尋ねられる。「いや、私も地元ではないのでノーマルで大丈夫かなと心配です」と二人で苦笑い。
2時間も走ればかなり山奥深くなってきて道が凍っていないか確認しながらの運転。なんとか凍っていなかったようだった。
しかし、融雪剤が撒かれているところもあって、チェーンはあった方がいいと思う。多くの車がスタッドレスだったし、今年は暖冬に助けられたと感じた。
有名な3つの鳥居。三ツ鳥居 - Wikipedia
ISO3200で撮ってしまった・・・。f5.6なのに1/8000とかおかしいなと思ったんだよな・・・。
狼(山犬)信仰があるので狛犬ではなく狛狼。筋骨隆々だ。
隋神門
立派な杉がいっぱい
杉の森の中を抜けていくと拝殿がある。左右の2本の大きな杉の木がご神木。
おみくじを引いたら、「吉」うん、いいんでないの?隣に「開運の石入り」とかもあって、そっちの方が「売れていた」な。
豪華絢爛。なんでこんなに煌びやかなのだろう。(儲かってるの・・・?ゴホン!)あと、神社ってなんで朱色が多いんだろう。
手水舎も寒さのため凍ってしまうため、これを振るようにと。こういう現実的な対応、好き。
拝殿、左すぐ下に2012年に突然浮かび上がったと言う、龍。
(塗っていないか・・・?ゴホン!)
ご神木からパワーをもらう。みんなが触っていくので表皮はツルツルになっていた。
境内にある、「小教院」にて1日20個限定のコーヒーゼリー。さっぱりしていて、クリームともよく合っていて本当に美味しかった。広い境内で一休みにオススメ。
少し奥に進むと縁結びのご神木がある。二つの木が寄り添うように生えているところから、縁結びのご神木になったと。すごい。こう言う木が育つと寺社仏閣としてはラッキーだよね。やっぱり集客能力が上がるもの。
軽い信仰心と重い信仰心ほどお金を産むものはないもの。
このすぐ下に社があって、おみくじが引けるようになっている。女性達がおみくじを引いていて、ワイワイやっていた。
帰り際に初めてご神木を見て「なにあの木ー?」、「なんでしめ縄があるのー?」と。ご神木よりもおみくじと。
おみくじの値段、200円を見て高いとか思ってしまう私は穢れているなーとか。100円が相場だと思うのね、おみくじは。
そうそう、お賽銭いくら入れる?ご縁があるように5円?十分ご縁があるように15円?たまたまお財布に10円も5円無かったら?100円入れるかい?100円も無かったら?500円入れるかい?お札はダメなんだっけ?1万円札とか、自分が宗教法人の職員だったら嬉しいよな。
お賽銭って、中学生の時とか大晦日から電車乗ってお参りに行った時、0時から参拝が始まって、長蛇の列から最前列になると、後ろから投げてくる賽銭が自分に頭に当たるのね。足元に落ちた賽銭を必至になって拾うの。うはっ!こんなに儲けたって。パーカー着てきたからいっぱい入ったとか。
するとどこからともなく人混みをかき分けて警備員が来て、「こらー拾うんじゃない!」って手を叩いて賽銭を地面に叩きつけてるの。
大人も子供も拾ってたと思うな。中には拾ってちゃんと賽銭箱ならぬ、年始だけ設置している「甲子園のラッキーゾーン」みたくなっているところに投げ込んでいる人もいっぱいいたけれどね。
あと、神様にはお願い事もいっぱいしちゃいけないのかな?家内安全、健康祈願、交通安全、商売繁盛、エトセトラ!
日本武尊さん。東征の際ここに来てすごいよ!と言ったとか。
草薙の剣かっこいい。熱田神宮にあるんだっけ?あれ?この前伊勢神宮式年遷宮の時に従者が剣と勾玉持ってなかったか?何本かあるの?一本欲しいね。どこ行けば買えるんだろう。
やっぱりヤマタノオロチを倒さないとダメ?カメラ・レンズを買いすぎて、家計が火の車になったら、草薙の剣で腹痛い・・・違う、祓いたい。
そんなことに使うのなら、アレモ、お前は業火の炎に焼かれるがいいわ!
厄払いも気になる人がやったらいいと思うの。私は気にならなかったので厄払いしてない。
そしたら階段で足挫いて骨折(ヒビが入った)した。着地に失敗するなんて、身体が衰えてきたんだなーって実感した。
それが厄払いをしなかったからだと思うのなら、厄払いをすればいいし、厄払いしたことによって気持ちが楽になるなら、安いもんだと思う。
お金で解決できるのなら、すぐ解決したほうがいいよね。
私は今も季節の変わり目になるとその古傷が疼いて、ああ、春が来たとか、冬に向かっているなーとか感じていいセンサーになってる。
あと、疲れてくると古傷が疼くので休めのサインだなと思って青竹踏み踏んでる。足の裏とか甲がポキポキ言ってる。
遥拝殿から。ここの眺めは素晴らしい!なんとかチエがTVでここはすごいって言ってたから狙ってた。
こんな山奥に神話の中の話だからなんとも言えないが、西暦300年代とかに建立したというのはすごい。寺社仏閣は古ければ古いほどいいという価値観。
オールドレンズも戦前とか古い方が偉いというのと一緒?ここでいう戦前とは、第一次世界大戦だったりする。
神様!
私は神様とか仏様とか全然気にしないし、お願いしないので、手を合わせなくても全然平気。手をあわせるという行為、お墓参りという行為が大切であって中身の問題じゃない。
そんな行為を行ったから、救われるはずであって、そのために努力し、健全な生活を送ろうと思える。信心行為というのは大切だよね。
私はこんな建物をこんな山奥に作った人間に興味がある。歴史が好き。誰が維持してきたんだろうとか。
三峯「講」とか読むと「ああ、ネズミ講とかの?」って思ってしまう自分は十分世俗的だと思うし。
ここの神様、伊邪那岐尊(イザナギノミコト)と伊弉冉尊(イザナミノミコト)の兄妹婚によって日本が生まれたということを今回知って、さらに神話には兄弟婚は多いということも知ることができて有益だった。
現代語訳
(伊邪那岐命と伊耶那美命は)その島(淤能碁呂島)に天降って、天の御柱と八尋殿を建てました。
ここで、(伊耶那岐命が)妹の伊耶那美命に「あなたの身体は、どのようにできていますか」と問うと、
伊耶那美命は「私の身体には、成長して、成長していないところ(女陰のことを示す)が1ヶ所あります」と答えました。
そこで、伊邪那岐命は「私の体には、成長して、成長し過ぎたところ(男根のことを示す)が1ヶ所あります。そこで、この私の成長し過ぎたところで、あなたの成長していないところを刺して塞いで、国土を生みたいと思います。生むのはどうですか。」と述べました。
伊耶那美命は「それはよいことでしょう」と申しました。
兄妹で性交して日本を作ったと。処女信仰より都合がいいかもしれない。調べていくと、結構、日本の神話も怖い。
イザナギなんて自分の子供も殺してるからね。イザナミに火の神(カグツチ)を産ませた為、陰部を火傷し、それが原因でイザナミ死亡。
イザナギお父さん、カグツキ(=自分の子供)許すまじ。十拳剣で切り殺す。現代版子殺し。神の子を虐待。
なんでこんなやつを敬わないといけないのか?という疑問は権禰宜(広報担当課長)あたりに聞いてみたい。宮司(社長)は忙しいだろうから。
余談になるけれど、高校生の時、鎌倉のキリスト教教会を訪れた時、神父さんと「言い合い」になったことがある。その教会は500円ぐらいでクロスとかのアクセサリー(メダイ)を売っていて、「十字架かっこいい」と思って選んでいたら、神父さん(欧米の方だった)から声をかけられた。
「こんにちは。あなたは人はどこから生まれたか知っていますか?」と片言の日本語で尋ねられて、「え?妊娠して母親から?」「いえ、お母様ではなくて人間がです。」
「え?猿から進化して?」「ふふふ、チガイマース。神からですね。」「え?猿じゃないのですか?」「はい、神からです。」「いや、猿でしょう?」「いえ、それは学校で習ったのですか?」「そうですね。」「それは間違っていまーす。神からです。」
「いや、どうやって産むんですか?」「いや、神が創りました」「いや、どうやって最初の人間を産んだの?」「いえ、神が創りたもうたのです。アーメン」「いや」、「いえ」、「いや」、「いえ」・・・高校生の私、ププンプン!憤怒!
今ならもう少し大人の対応ができるんだがなー。向こうだって布教活動という仕事なのにね。今でも思い出す青春の蹉跌の一つ。
その日の昼食に買ったパンを由比ヶ浜で食べていたら「トンビ」にパンを盗られた。アーメン。弱肉強食。進化論万歳。
この世は神が創ったのです。いや、ビックバンが・・・ビックバンの前は?無だよ。無。無って何?コノヤロー!
こういう論議は全く不毛だよね。神は誰が創ったの?人間でしょ。この世で生きるのは案外辛く苦しいからさ、やっぱり神って必要だと思うのね。私は。
人間の必要性から神が生まれたのは当然の帰結として、神は批判されても傷つかないからね。今のネット社会みたく。
神なんて必要な時に利用すればいいんだよね?「神様、一生のお願い」って、何度も言ってもいいよね。
神様、一生のお願い、do0 Quattroを頂戴!
神はいるのか!?
幸せな時に神頼みする人はいないね。感謝することはあれど。苦しい時に神様に祈り、お願いする。
それは都合が良すぎるという人間の倫理観を利用し、普段からの信仰心を大切にするようにってつけこんでくるから注意。
宗教法人は行政が行うべきこと(社会保障制度・福祉制度)が行政の財政によって不可能なことを進んで信者にはしてくれるので本当に素晴らしい存在だと思うし、社会制度が未成熟なところほど必要な存在になりうると思う。
神話は神話であった方が色々な人が幸せになるだろうから、放っておいた方がいいと思うが、知りたいという探究心はとどまることを知らぬので、人の好奇心とは罪であると同時に人を人たらしめる重要な行為であると思う。
こんな現実主義な私でも、写真を撮らせてもらうんだから手を合わせてもいいんじゃない?と言う意見にはすごい同意した。
写真のことを言われると頭が上がらないのはコンプレックスでもあるのか?
三峯神社は本当に素晴らしい
大山倍達もここで修行したとかで極真空手の子供達が寒い中、道着を着て一杯いて可愛かった。引率の先生が金髪の欧米の人だったのが極真っぽいなって。
宮本武蔵もここで二刀流に開眼したとか。可能なら一度は行ってもいいところだと思う。規模も散策するにはちょうどいいし、写真を撮るにも飽きない。
寺社仏閣は「大人のレジャーランド」だなって思うことがしばしばある。夢の国に行くより安くて楽しめる。
とても世俗的なお寺とか見ると実際そうだなと。縁結びあたりが今の流行じゃないかな。
川越、氷川神社の縁結びの石だっけあれも、限定で、朝早くから並ばないともらえないというのがありがたい=「有り難い」んだよね。やっぱり苦労して手に入れたからには必死になって恋愛を成就させようと頑張るよね。
ただの石じゃたまらないよ。アップルストアでiPhone買うために1週間前から並ぶのと似ているよね。
私はパワースポット大好き。楽しいもん。
君は神を信じるか?
私?私は現人神だね。物欲神。邪教っぽい。穢れ多きものどもを救い給うれ。アーメン。