10月に銚子電鉄巡りと東洋のドーバーと呼ばれている「屏風ヶ浦」に行って来た。
ドーバーばばぁ
銚子電鉄と言えば「赤字」・・・「ぬれ煎餅」
青のうす口味と赤の濃い口味。味は何処にでもあるぬれ煎餅。
オンラインショップもあるのか。
赤字をどうにかしようとしてぬれ煎餅を始めたとのことだが、どれほど田舎なのかと銚子駅を少しぶらついたが特に何もない。
若い子たちがいっぱいいただけ。
なぜこんなに若い子たちが?と思ったら、「千葉科学大学」という大学があって銚子駅から犬吠埼の方へバスで通学しているようだった。
仲ノ町駅
銚子駅から一駅目。
ここは ・・・寂れてたな・・・誰もいなかった。
それでも駅員さんというより事務員さんが3~4人いたのは驚きだった。
駅舎は薄暗く、人気がない。
ヤマサしょうゆの工場があるのでこのベンチが何処の駅でも見られた。
観音駅
住宅街と呼ぶには少し憚れれるが住宅側にある。
ここも閑散としていた。土日なら少しは人出があるのだろうか。
懐かしい形の有人改札。
本銚子駅
ここも・・・閑散として・・・いたと思ったら、入ってきた電車から子供達がいっぱい降りてきた。
その子供達が私のカメラを見て「あ、カメラマンだ」と声をかけてきて、一人の男の子が「撮って」と突然、ぶっきらぼうに話しかけてきた。
ひるんだ私をよそにピースサイン。慌ててシャッターを切る私。
ファインダーの中で微笑む男の子。
露出も何もなかったな・・・。
驚いた。まさか向こうから撮ってと言ってくるとは。
こちらはいかに迷惑をかけないようにと考えていたのに。
西海鹿島駅(にしあしかじま)
読めない・・・何もない・・・。
どう撮ったらいいのかわからない。記念写真。
ここまでフィルムでは一枚も撮らず。
海鹿島駅(あしかじま)
関東最東端の駅。
ここも誰もいなかった・・・。
電車が来ても誰も降りない・・・と思いきや、カメラを持った20代ぐらいの男性が降りてきてパチリパチリと撮っていた。
君ケ浜駅
なかなかの廃墟っぷりだ。屋根がない。
なぜだ。駅舎もない。なぜだ。
なぜだ。
裏手を見ればこの風景。のんびりしている。
私の銚子電鉄のイメージはキャベツ畑の中を走る古い電車というイメージ。
犬吠駅
田舎&田舎。それでもここが一番栄えていたか。
お土産屋さんもあった。ぬれ煎餅もここで買った。
ホームに入るのに入場券が必要。
硬券。懐かしい。
これはこれでお土産になるかなと。
駅舎を撮ろうとしたが、団体の観光客が来たので撮れず。
そうこうしていたら電車が入ってきた。
銚子電鉄と言えばこの赤色のイメージ。
驚きだったのは二両編成だったこと。
平日、昼間に二両編成で大丈夫なのかと。地元の方はほとんど利用している様子はなかった。利用しているのは観光客と思しき人たちのみ。
昼食は犬吠埼にあるレストランで食べた。
ここは眺めがとても良く味も良い。
そして混んでいないのでオススメ。レストランからの眺め。
東洋のドーバー、屏風ヶ浦。
庭にはヤギと小さな風車のついた小屋が。
とても懐っこいヤギだった。
外川駅
ここは有名かな。観光客と思われる海外の方もいた。
思わず撮ってしまった、赤丸ポストと赤黒ツートン電車。
手書きの運賃表。初乗り180円は安いのか高いのか。
銚子まで6か月定期が66100円。
さらに銚子から先という乗り方はイメージできなかった。
屏風ヶ浦へ
ちょっとドラマチックに仕上げてみた。
外川駅からすぐ近くの千葉科学大学方面へ行き、屏風ヶ浦のそばへ。
ここはとても眺めが良かった。
45mmでは全く足りず。かと言って28mmとかだと小さくなってしまうし、難しいところだった。
ここでは中判でも撮ったのだが、一枚多重露光をしてしまった。
8枚撮りなのに・・・。
どうしても屏風ヶ浦の足元にも行ってみたくて、うろうろしてみたがなかなかたどり着かず。
飯岡漁港からの眺め
飯岡漁港まで足を伸ばした。
だいぶ浸食されているように思う。
遊歩道は立ち入り禁止になっていた。
確かに波を被っていたので危険かな・・・と思ったら、人が歩いてる。
大丈夫なのか・・・?
ふと、振り返ると大きな岩のようなものが・・・。あれ?あれって、ウミガメ?
ウミガメだった。死んでいた。
自然の中では初めて見た。
しかも死体で。打ち上げられたのか、病死なのか。
そのままにしておいた。というか、何もできなかった。
綺麗な夕陽だった。
ここも震災の時は津波の被害を受けていたはず。
どんな被害を受けたのかと考えると少し考えてしまう。
銚子巡りはかなり充実していた。
何度か行ったことはあったけれど、今回ほどじっくり見たのは初めてだったのでなかなか興味深かった。
今後、銚子電鉄が生き残るのは難しいと思うので早めに見に行った方がいいのかなと思う。
この時にフィルムで撮った記事