私は写真を撮るのは仕事ではないが趣味であってもいい写真は撮りたい。
みなさん丁寧に、真面目に、そして楽しく撮っていると思う。
そして雑に撮った物は結果も酷いということは経験しているだろう。
私も「とりあえず」と言う物はおおよそイマイチだ。
もう少し丁寧に撮るともっと写真は良くなるんじゃないだろうか。
1)結果を意識する
丁寧に撮ると言ってもファインダーを覗いている時にじーっと構図を練ったり、
ピントをじっくり合わせたりと言う事ではなく、早さは変えずに撮る方法。
それは「結果を意識して撮ってみる」と言う事。
つまりこれを撮ったら「写真として成立」するか?。
人に見せられるか?プリントしようと思うか?など、人それぞれの結果があると思うが、結果をきちんと求めて撮ってみるとファインダーの中で躊躇するようになると思う。
例えばコンテスト応募のためと言う結果を求めた時を想像してみると分かりやすい。
中々、コンテスト応募に見合った写真が撮れないと思う。
ファインダーを覗く前、いいなと思ったらカメラを構えるが、
構える前にいいなと思った時に写真として成り立つのか考えてからファインダーを覗く。
更に覗いた時にもう一度どうか?と反復する。
この作業をすると遅くなるのではと思うかもしれないが、
一連の流れはそんなに遅くはない。
元々速い人は速いと思うし、ゆっくりの人はゆっくりだと思う。
2)とえりあずをやめてみる
私はこれをやり始めてからだいぶ枚数が減った。
それでも打率=自分なりにOKと思える率は変わらない。
1日でフィルム3本、6本撮っていた頃と1日1本でもそんなに打率は変わらない。
デジタルなら300枚撮っても50枚撮っても打率は下がらない感覚。
フィルムとデジタルだとコストが違うのでデジタルだと枚数を意識せず、
「とりあえず」撮っておくと言う事が増えると思うが、
枚数よりも結果を求めた方が効率的かもしれない。
お金が掛からないから撮っておいても損はない。
それが遠回りになる可能性がある。
「量に勝る質は無い」森山大道氏の言葉だがそれで結果は得られただろうか。
私は得られなかったので現在「量よりも質」を求めるようにしている。
シャッターを押す前に一呼吸。これでいいのか?と。
違うなら撮らない。
あのとき撮っておけば良かったと今現在、思い返す事はない。(忘れっぽいだけ。)
多分撮る必要は無かったのだと思っている。
深く悩む必要は無い、出来上がる写真をイメージできるかどうか。
撮る前に被写体を、そしてその周りをよく観察してみるのはどうだろう。
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