夢の島熱帯植物館でライカが壊れた

夢の島公園にある「夢の島熱帯植物館」へ行ってきた。ここで初めての体験をした。

HP ; 【東京都】夢の島公園 夢の島熱帯植物館

この日は強い雨が降っている日で、あー、参ったなー、どこへ行こうか。

あ、夢の島の温室に行こうと思い、出発。色々と使いたいカメラもレンズもあったけれど、「堅実」なバルナックライカDIIIに明るめのレンズということで、好きなXenon 5cm f1.5をつけて行った。ボディ一台、レンズ一本!

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フードも専用の"XIOOM"も持っているけれどでかくてな・・・ズマリット用の"XOONS"で代用している。両方とも読み方がわからない・・・キショーム?クソーンズ?ひどいな・・・。詳しい人教えて!

撮り始めてすぐに・・・

さて、温室に入ったら豪雨の外の気温より少し暖かくて、ジャケットを脱いでコインロッカーに預けてちょうどよかった。

バリバリ撮るぞーと意気込む。

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DIII Xenon 5cm f1.5 (DELTA400)

一枚目。開放。

どう!?このまろやかなボケ!

ふわりとしていながらも解像しているピント。ズマリットの開放より好き。

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そこからふと見上げてみると、いい感じ。

一枚パチリ。

これも開放でそこそこ暴れちゃっているかもしれないけれど、好み。

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お、これも。開放でパチリ。この辺りの距離だとボケが回るのか。手応えあり!

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次巻き上げて。滝の下に入ってジャーって感じを撮りたかったので、スロー気味のシャッタースピードを・・・f5.6で1/30で。パチリ。

どうかなー、ジャーってなっているかなー。うむ、まぁまぁか。

よーし、次巻き上げて・・・ん?巻き上げて、巻き・・・あれ?ちょっと引っかかった?ん?シャッター切れる?ガチガチ。

あれ?切れない?あれ?

スローシャッター切るからって、ちょっと慎重にシャッターを切ったんだけれど、なんか引っかかった?

あれ?

ぐっ、ぐっとシャッターボタンを押すと切れた。

あれ?おかしいな。

もう一度巻き上げて・・・あれ?引っかかった?

もう一度シャッターを切って・・・あれ?切れない。

巻き上げて・・・あれ?シャッターを切って・・・あ、切れた。おかしいな。

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もう一度巻き上げて・・・あ、巻き上げできた。シャッタースピードなどを変えずに、そのままもう一枚。はい。同じの撮れた。

じゃあ、次行こう、次。

巻き上げて・・・・。よし巻き上がった。

よかったー、あれはなんだったんだろう・・・。

よーし木を見つけた。これはいいぞ、いいぞ。

これは縦構図だな!慎重にシャッターを切る。・・・。切れない・・・。もう一度押し込む。・・・。

切れない。

カメラを顔から離してもう一度シャッターボタンを押し込む。切れない・・・。

切れない。切れない。切れない。切れてないですよぉ〜。(小力)

・・・えええ。まじかー。まじかー。シャッター切れず。

そして、巻き上げもできず。参ったー。あれこれしてみたがダメ。

椅子に座って、ロックを外してシャッターを切ってみると切れた。

巻き上げは?できない・・・。巻き上げが固まってる。

シャッターも切ってもなんの反応もない。

仕方ない。フィルムを巻き上げて、取り出してみた。

別段何も違和感はない。フィルムもちぎれたりしていなかった。

予想としてはボディ内でフィルム片がどこかに噛んでいるのかなと思ったがちぎれておらず。

ふーむ。

ボディも底蓋を開けてみてみたが、全く動かない。

巻き上げできない。

初めてライカが壊れた

・・・。壊れた・・・。ライカが壊れた。

10年以上ライカを使ってきたが壊れたのは初めて。

しかも外で。5枚しか撮ってない!

私は温室で「こんなの初めて!おお!あなたはパンサーよ!」とゴルゴ13に抱かれた女性工作員ばりに叫んだ。

違いはベットか温室かの違いだけだ。"大変"なのは変わらない。

状態としてはシャッター切れず。巻き上げできずの二点だった。

何か噛んでいるように感じたが、幕面をのぞいてみても、少し巻き上げ切っていないかなという感じぐらいで、何も見えない。

うぉー!うぉー!うぉー!と叫んだ。でも直らない。

いやー、何がびっくりってライカって壊れるんだね。

私は初めて。しかもこのバルナックDIIIは3年前にOHして都合10年使っている。

7年目にシャッタームラが出はじめたのでOH出したが、ここまでの故障はなかった。

がっくり・・・。温室の外を見るとシトシトと雨が降り続けていた。

それは私の涙。バルナックの涙。

到着して30分も経っていない。撮影も5枚ほど。

そしてサブのカメラは持っていない。いつも一台、一本主義なのだ。

泣きながらα7IIを借りた・・・。

まだ未現像なので次回へつづく。

ちょっと見てもらった

帰り道に我慢ならず、いつも行っている中古カメラ店に寄って見てもらった。

店員さんはどうしたの?という感じだったが、見てもらうと「あれ、なんか噛んでいるのかなぁ」と。

「もう少し幕が入り込んでいてもいいんだけれど」

「巻き上げ切っていない感じ」

「うーん、少し開けて見てみれば、万が一フィルム片とか噛んでいればすぐに直せそうだけれど・・・」

「ただ、ここでは開けられないなー」

預けになっちゃうか・・・。

あと、「最後にOHしてもらったところに出したほうがいいと思いますよ」

と、助言をいただいたのでOHしてもらったところで見てもらうことにした。

こういう儲け主義ではなく、いつもとても丁寧な対応なので好きなお店だ。

おそらくカバーを開ければすぐに直せるという感じだったが、私は超がつくほどの不器用で音痴なので自分で開けることはしないし、カラオケは嫌いだ。

開けたら最後全部自己責任。

歌い始めたら最後みんなが大笑い。

私は音程が外れていることに気づくことができないので治せない音痴なのだ。

絶命。

修理屋さんの見積もり

で、DIIIは修理屋さんに預けることにしたのだが、最初は「何か噛んでいるかもしれない」との見立てだったが、やっぱり開けて見ないとわからないとのことで、後日連絡をもらった。

そこでわかったことは、

「特にフィルム片などのモノが噛んでいたりしていないので、シャッターユニットの分解OHになる。考えられるのは部品が折れたり磨耗している可能性があるが手持ちに部品があるので直せる」

とのこと。

よかった。

しかし、その見積もりは意外だった。

てっきり何か挟み込んでしまったのかと思っていただが、シャッターユニット内の故障、部品の折れなどが考えられるとは。

ただ、冷静になって考えてみたら、私のDIIIは2017年現在で1934年製の83歳。

おじーちゃんである。

どこかの部品が折れたり、磨耗して動かなくなることはいつでもあるだろうと納得した。

現在修理中である。

シャッターユニットを開けて直してみてさらに詳しい状況を教えてもらう予定。

多分部品の損傷などだと思うが。

早く直って元気になれ〜。

サブカメラの必要性

これを機にサブカメラは持って行こうかなぁと思い始めた。

いい機会である。いい言い訳ができた。

と、何がいいかなと物欲全開中。

マニュアルピントは譲れないねぇ。minolta Hi-maticのようなカメラがいいなぁ。(持っているじゃん!)

TC-1なんていいなと思っているんだけれど、AFだし、なんて言っても今コンパクトAFカメラの相場が超高いし。

さー、何がいいかな♩ふふふん♩

 いつもの。

 ほう。

これ買ったらモテるかな。

使ってるぞ!