Rolleicorod Vを買ってから最初の試写で不満のない写りだなと感じた。
日中撮ったのでバリッと写っている。これぞ中判という感じ。クセナーもテッサー型の4枚玉とは思えない素晴らしい写り。
この時にちょっと不満がないのが不満とさえ思った。
以来、持ち出しが減ってしまっていたので今回持ち出してみた。ISO3200のIlford DELTA 3200を装填して。
この記事の続き。
写ルンですの記事はこちら。
露光はEI1600
とりあえずの一枚。すごくないか?これは。質感にまず驚いた。
立体感と微粒子が合わさっていて、さらに開放でこれだ。
これ以上の写りを求めるのは罪だよ。人間のエゴだよ。
f3.5で1/60あたりだったかと思う。
かなり暗くなっていてどうかと思ったが露出計で測ってみるとまだEI1600でも撮れると思い、3200ではなく減感した。減感なんて久々だ。
遠景を。周辺が少し減光するが当然と捉えているので問題なし。ちょっとプリントが難しそうだが。
この前に67判の55mmで28mm相当で撮っていたので距離感に戸惑ったが、換算40mmほどの標準域の画角なので慣れると早かった。
いいね。何も不満がない。なんか"アタリ玉"をひいいた感じさえする。
しかしホルスタインはモノクロフィルム向きに生まれてきたんじゃないか?かっこいいじゃないか。君。
近くに咲いていた蝋梅を最短(90cm)付近で撮ってみた。暗かったがピントグラスは大変みやすく、ピントの山もよく見える。四隅も見える。すごい。
これでローライナーを使って寄るのも手なのかもしれないが、外でローライナーは一度使ったが、私にはピント合わせが難しいと感じた。ピントが浅すぎる。1mでも手こずった。
だんだん陽が暮れてきて、1/30辺りになってきたがまだまだ手ぶれる様子はない。
いい雰囲気。
どうかな?ボケもピントも満足できる。
桜並木。春はすごいだろうな。
中遠景。かなり広大な土地に牧場がある。半日でも撮りきれないかもしれない。
ここも桜並木だ。春にもう一度来てみたい。少しは混んでくるのだろうか。
今回は誰もいなかった。
もうこの頃にはほとんど陽が暮れていてシャッタースピードを見るのさえ厳しくなっていた。
なるべくシャッタースピードをいじって間違えたくなかったので1/15で固定した。
右上に小さな三日月。
ちょっとばたついて同じような写真を撮ってしまったが、この木の実?葉?のつき方が面白かった。
秋元牧場
この秋元牧場は人も少なくて、いい感じに鄙びていて味わいがあるので写真を撮る人には向いているかもしれない。ロケーションって大事よね。
ローケションさえ良ければ勝ち的なところって写真は多分にあると思う。
有名どころで撮れば競争率も上がるし、みんな同じ写真になりがちだけれど、自分で調べて、自分の足で稼いだローケションは自由度が高く難しいところもあるけれど満足感が高い。
これほどキャッチーな場所は久しぶりに発見したので、今度はデジタルも持って来てポストカードとかも作ってみたいかな。
Rolleicord V Xenar 75mm f3.5
結論から言うと何にも不満がない。写りすぎるぐらい。
多分戦後のローライコードで(二重露光の恐れがあるが)III、IV、V、Va、Vbを買えば同じ感想を持つのではないか。
今まで戦前のローライ一眼レフRolleiflex Standardで古いノンコートのTessar 7.5cm f3,5を使って来た。
Tessarの緩くもよく写るという、とても好きな描写で好んで使って来たが、今回の戦後のRolleicordは機械の中身も安定していて、コマ感が被る不安も全くない。
普通に現像すれば自動的に綺麗なネガが出来上がる。
機械としてのカメラとしての出来も素晴らしく、フードもバヨネット式でかぶせのようにすっぽ抜ける恐れもない。
アクセサリーも豊富。何の不満もない。
ファインダーもこんなに明るい。驚きだ。かっちりフードが開くのも嬉しい。
シャッターも社外品のショートレリーズを使ったのでブレにくくなったと思う。
これいいよ。
"振り子"になれない人はオススメ。
Rolleiflex 2.8、3.5でアガリか?
こうなるとRolleiflex2.8、3.5はどうなってしまうのか。さらによくなるのか?その違いは感じられるのか?まだ手元にないので興味は尽きないが、だまって写真を出されても違いがわかるかと言うと全く自信がない。
結局のところズミクロン35mm、8枚玉のような持っているだけ、使っているだけで満足のような感じになってしまうのではないか。
それなら思い切ってRolleiflex 3.5F初期を買ってしまおうかとさえ思う。
それでRolleiはアガれるような気さえして来た。あとRolleicordのTriotarが懐かしくなってきた。
ILFORD DELTA3200
フィルムのDELTA3200も安定してて3200のフィルムとは思えない微粒子で室内撮影などでは常用できるかもしれない。今回は露光を1600で撮ったがおそらく3200にしてもそんなに変わらないと思う。
現像はパターソンタンクでT-MAX液1:4の20度、7分30秒。3回の攪拌を60秒間連続で行い、その後60秒ごとに3回攪拌。箱に書いてある通りに行った。
3200だとこれが8分30秒と1分伸びるだけなのでおそらくほとんど違いはないと思う。
6400に増感となると11分まで伸びるので荒れそうな気配がある。一度はやってみたいが。またアウトレットに出て来たら買ってみよう。
このフィルムいいぞ。EI400のデータもあった。
B&W Film Developing Times | The Massive Dev Chart
何でもかんでもこれで現像できそうだ。楽チン。
フィルムを巻くのが楽ね。120フィルムが2本現像できる。大きいの買おうかな。