35mm、大変だったねぇ。何買った?
まぁ、大変。
で、どうする?どうするよ?この50mm。どうしよう。
ま、悩んでも仕方ない。書くか。
選り取り見取りの50mm。どの会社も真剣に作っているレンズ。
それをいわゆるライカ版を作ったライカは「標準レンズ」として世に問うたエルマー 5cm f3.5から始まり(エルマノックスとかは勘弁してくれ)、現代の我々に50mmとはを問うた、アポ・ズミクロン 50mm f2のようなレンズに至っている。
多分ライカは50mmに一番力入れている気がする。広角は弱いと言うか弱かった。中望遠は素晴らしいレンズしかない。
94万。欲しいかい? 欲しいね、私は。
- 総力戦
- まず間違い無いのはズミクロン 50mm f2(4th)
- ライカレンズ50mmを1本選ぶならエルマー
- 次の50mmはズミクロン
- そしてその次は3本目
- 4本目
- 5本目
- 6本目
- 特別編;Summilux 50mm f1.4(1st)
- 7本目
- 8本目
- 9本目
- 10本目
- なんかライカの50mmって大変
総力戦
今、目の前にあるのは50mm戦線。私は今、ここで総力戦を誓う。
プラナー、ゾナー、ディスタゴン、ビオゴン。ツァイスはTスターの旗を振り、勝ちを確信しているかのように振舞っている。
ライカには何がある。非球面がある。アポがある。ツァイスの真似と言われても良い、戦いに勝てるのなら。我々は勝てぬ戦いは挑まぬ。勝てるからこそ戦うのだ。
我々に突きつけられた何も買わせないという、無条件降伏は過酷なものである。それを受け入れるのか。その後に続く道は何がある。破滅への道だ。
我々は戦い、買い続けなければならぬ。それが世界平和へと続く道だ。世界平和のためならば喜んで灰になろう!塵になろう!
我々はこれからも戦い続ける。50mmレンズを買い続ける。防湿庫査察官だろうが、大蔵大臣だろうが、何が我々の行く手を阻むことができようか。
今、我々の手には財布がある!札束がある!カードがある!web明細がある!品名に精密機械がある!
我々に刃を向けるものは返す我々のカードの刃で自らの首を掻き切ることであろう!
Buy now,Pay later!
我々は10時間、12時間、必要とあらば14時間、買い続けることができる。今こそ立ち上がれ!ここで負けたら我らは破滅する。ひいては世界が破滅するであろう!
立て!武器を取れ!金を取れ!カードを取れ!審査を取れ!
歴史を作るのは我々である!この困難な時に私はあえて命ずる。全軍総突撃!
Jaaaaaaaa!Ураааааааа!
https://www.rakuten-card.co.jp
まず間違い無いのはズミクロン 50mm f2(4th)
ズミクロン 50mm f2(4th)、あのフードが組み込みのやつ。
もちろん新品で買おう。私も10年前になるけれど新品のMP(当時は30万ぐらいだったような)とSummicron 50mm(中古で9万ぐらい)を買って使っていた。
ああ、あのまま10年過ごしていたら・・・どれだけ平和だったか・・・。いや、今の方がいい!いい!
3rdのフードが組み込みされていないのと中身は同じなので中古でもいいと思うが、個人的にはM型に最初の一本として新品で買って欲しい。
最後の球面ズミクロン50mmになると思うし、コスパはいいと思う。
写りも穏やかだけれど、柔らかいとかそういう意味ではなく、なんでもござれという感じ。
f1.4のレンズより扱いやすいんじゃないかなと思う。50mmはとにかく難しい画角だと思うので、あえて「普通の」50mm f2を使うのも手かなと。
開放だったと思う。フィルムが PX125なので少し硬い感じもするかもしれないけれど、無難に何でも撮れる。
50mm f2で28万。いいね。これぞライカプライスって感じ。
でもアポズミクロンの1/3。私は写真を並べられても各世代のズミクロン50mmの違いはわからないかもしれない。それぐらいズミクロンは優れていると思う。
よってこれは必須のレンズなので買ってもノーカウント。
ライカレンズ50mmを1本選ぶならエルマー
普通に中古で買うなら、エルマー 5cm f3.5を推す。沈胴の小さいやつ。
シルバーでもニッケルでも赤エルマーでもコーティング有りでもなんでもいい。値段もそこそこ。ニッケルじゃなければ5万ぐらい?これならバルナックでもM型でとりあえず使える。
まぁ、M型を買うとMマウントレンズが欲しくなるのだが、それはそれ。
エルマーはとりあえずライカらしいレンズとして収集家も含めて悲喜交々あるけれど、私もこのエルマーには大変お世話になっている。
とりあえず、このレンズを選んでおけばライカらしい写りが楽しめると思う。
f3.5の開放値が不安?うーん、そんな暗いところで写真撮るのか?
日中ISO400で撮るなら晴れだと絞りなんてf16の1/500ぐらいでしょ?ズマールなんてどうするんだ?
最小絞りがf12.5って、DIIとかDIIIで1/500しかないボディだとISO400のフィルムを常用している自分には撮れないという状態になるぞ。
まぁ、私は日陰者だから日陰に入るけれど。
ああ、話が逸れた。夜の街ならISO400でおおよそ、f3.5開放で1/30ぐらいは切れないか?1/15でもいいじゃんか。
もう暗くて仕方ないと思ったら1/8を"エイッ"ってかけ声をかけてボディをおでこにつけるか電柱にしがみつくかして撮ればなんか写る。
まぁ、少しぐらい手ぶれてもいいじゃない。そんな素直さを許容できるレンズ。なんかやさしいの。肌当たりが優しい。
何よりも小さくてよく写るのが大変良い。
この世に「大きくてよく写らないレンズ」はないと思うが(写らないとしたらなぜ大きいのか!)、「小さくてよく写るレンズ」はこのエルマーとテッサー 5cm f3,5(f2,8)の2本ぐらいしか思いつかない。
ちょっと話が逸れるがエルマーとテッサーはとても似ているよね。絞りの位置が違うだけって。
テッサーの写りを見たライカの幹部は悔しかったんだろうね。とにかくどうにかしろって命令したんじゃないかと思う。
最初のA型についていたエルマノックスは3群5枚だったけれど5枚で貼り合わせが大変で生産が遅れるから3群4枚になったらテッサーじゃんって。
でも絞りの位置を変えたからこれテッサーじゃないもんねって。ずるいぞライカ。
まぁ、ライカはこのエルマーとズミクロンがあったから今のライカがあると言っても過言ではないよね。ベレクとマンドラーとツィンマーマンに(チンメルマン)感謝しよう。
ああ、あと「旧エルマー」ね。最初の頃のエルマーのガラスはゲルツ社から供給されてたけれど、途中からゲルツがツァイスイコンに吸収されてしまって、ガラスをもらえなくなって、ショット社に変わったって言う。これを「新エルマー」って言っている(80年前のレンズになにが"新"エルマーだ)。
旧エルマーも銘板のフォントが違うとか、鏡胴が短いとか色々言われているけれど、まぁ、わからないよ。旧エルマーって信じて撮れば旧エルマーでしょ。多分。
でもね、いつだったか、お店で話し込んでいるときに他のお客さんが旧エルマー付きのA型と新エルマー付きのA型を一台ずつ持ち込んでいて、二つを並べて見たら違うのね。
雰囲気が。
店員さんとお客さんと私で一致したの。あれ?なんか雰囲気違いますよね?って。そんな感じで並べてもらって判断したらどう?雰囲気が大事よ。何事も。
だから、ぱっと見で判断すると結構あってたりするかもよ?あと値段に惑わされるな!新エルマーは5万だけれど旧エルマーと名乗ると途端に15万だから。
旧エルマーって信じて2~3年後にOHに出したら、新エルマーでしたとか言われたりして。おおエルマーよお前もかって。
次の50mmはズミクロン
なんで「次」なんだという疑問が湧かなかったでしょ?そういうのいい感じ。
50mmレンズ一本あればいいじゃないって?そうじゃないよね。はは!
次の50mmはズミクロン5cm f2の沈胴を推す。個人的には沈胴の方が好き。1st固定鏡胴の後期を使っていたけれど、沈胴を手にしてからは出番が減って手放してしまった。
沈胴との違いは沈胴の方がなんか柔らかい感じがしたから。ボケも少し違う感じがする。固定鏡胴の方は完璧というか、隙がないという感じ。
ああ、DRズミクロン50mm f2も使ってみたけれど、あれはすごかった。
写りを見ておおっと声をあげた数少ないレンズ。びっくりした。立体感と解像感がとにかくすごくて恐ろしいわ、ライカレンズと思った。
唯一の懸念は重たいこと。複雑な機構を持っているのでDRズミクロンは写りがいいんだけれど、眼鏡を外しても重い。そして、そんなに寄ることはなかったので手放してしまった。
案外、M2と50mmはDRズミクロン一本というのも手かもしれない。なんだろね、M2とDRズミクロンのセットって。多分M2-Rが出た時と被ったからなんだろうね。
あと、いつも問題になるというか、気になるのが「トリウムズミクロン」じゃない?あれってどうなのっていつも気になる存在。
92万台からLマウントズミクロンにあるって言われて、一応92万台、99万台、100万、102万台、104万台にあるらしい。
でも、このあたりの沈胴ズミクロンって結構黄色いのがあって92万台とかのアンダーミリオンならまぁ、トリウムレンズなんだろうけれど、100万台ってトリウム入ってないのに黄色いのが結構あるみたい。
私も不思議に思って、店員さんに尋ねたら、ちょっと違うんですよって。どんな風に?と聞くと「トリウムはドロってしているんですよ、ドロって」と。見分け方は黄色の色味がドロっとしているかどうかだから。よく見てね。
うーん、写りはどうなのかな?黄ばんでいる分モノクロだと少しコントラストがついてよく写っているように感じるかも?
ある修理職人さんに聞いたら「ああ、あれ?全く意味ないから」ってバッサリ。「あのね、あの頃ライツはフィルターで黄色のゼロってあったんだけれど、それと同じ感じだからね」って。
まぁ、どうしてもという人は高いお金払って「トリウムです」というお店を信じるか、ガイガーカウンターでも持ち込むかだよね。今は役所で貸してくれるんじゃなかったっけ?
そしてその次は3本目
3本目か。そろそろ「趣味レンズ」に手を伸ばすよね。
エルマーはいい。ズミクロンもいい。なんとなくライカっぽくなって来た。さて、どうするって頃合い。
そうね、3本目は個人的にはズマールかな。これ程度の差でかなり値段が変わってくるよね。
無理してニッケルを買ってもいいし、「ひょっとこ」を探してもいい。絞りが円形だからね。欲しいね。でもないね。
やっぱり50mmでf2っていいよね。50mm f3.5と同じでレンジファインダーレンズのひとつの定番じゃないかな。
ズマールなら、ああ、いわゆるオールドレンズって感じ?って思えるし、沈胴もクラシカルだし、グルグルボケが出てきて嬉しくなると思う。
グルグルボケ、その先を目指そうな。
開放も楽しいけれど、どの絞り値が美味しいか探すのも楽しみの一つじゃないのかな?
f4.5あたりで日陰で撮った写りは驚いたこともあるし、日中f9~12.5ぐらいの写りもぼやっとしているのかなってスキャン画像を見ていたけれど、プリントで引き伸ばしたらかなり解像していてびっくりしたこともある。
ズマリットより安くて楽しいと思う。軽いのもいい。ズマリットはやっぱり重いよ。クセノンも。
あ、「山崎磨き」のズマールの件。これはすごかった。借りたんだけれど、ビカビカなの。レンズが。コーティングもしてあるし、スカって抜けてるの。
研磨に関しては、まぁ「当時のままがいい」と言う人は好まないと思うし、傷だらけで安く買ったから試しに磨いてもらいたいと思うのもよし。
写りに関してはこれが新品ズマールの写りか?と聞かれても新品ズマールを使ったことがないからわからないけれど。
それぞれの価値観で選んでほしい。あんまり綺麗なズマールを見ると研磨?って疑ってしまう悪い癖は直しておこう。レンズ焼けがある方が磨いていないとかさ。
これが山崎さんの磨いたズマール。なんかシャープ。ボケも綺麗に見える。すっきりした写り。騒々しくないというか、キリッとしている。
趣味レンズだよね、3本目となると。必要で買うレンズなのかどうか怪しくなってくる頃。まだ出していないレンズを列挙してみようか。
- ヘクトール 5cm f2.5
- クセノン 5cm f1.5
- ズマリット 5cm f1.5
- ズミクロン 50mm (2nd、3rd、4th)
- ズミルックス 50mm f1.4 (1nd、2nd、3rd)
- エルカン 50mm f2
- ズミルックス 50mm f1.4 asph.
- ノクチルクス 50mm f1.2、f1.0
- ノクチルクス 50mm f0.95 asph.
- ズマリット 50mm f2.4
さて。どうするね。ちょっとエルカンは特殊かなぁ。使ったことない、写りも見たことない。ハービーさんが使っていたような気がする。
ノクチルクスはf1の写りが欲しい人にはどうしても欲しいレンズだよね。
いつも思うんだけれどライカはなんでノクチルクスに絞り羽を付けたんだろうか。甚だ疑問だね。
ノクチを絞って使ってみたこともあるけれど、うん、まぁ、重い普通の50mmだねって感じだったかな・・・。
するとノクチは開放からf2ぐらいが、まぁ美味しいところじゃないかなって。いいよね、Mデジタルにノクチをつけて高級レストランのグラスを撮るとか。
最短1mだから席を立たないといけないかな?でもそう言う使い方ができる人はそう言うお店でも常連さんだから問題ないね。
私は10年ぐらい前にM6にノクチf1を使ったんだけれど25万円だった。あんまり人気がなかった気がする。
どうしてもピントが合わせられなくて、あまりにも自分の下手さ加減にゲンナリして半年ぐらいで買った値段で手放したら、M8が出て、すんごい高騰して60万!って見て驚いた記憶がある。
で、今やいくらぐらい?100万近いの?と言うか、今、日本に何本あるの?程度も悪くなってる?だったら、新品のf0.95買った方がいいような気がするなぁ。
133万円。f1が中古で100万ならこっちの方がお得感あるね。だってf0.95だもの。
ライカはキヤノンが昔作った50mm f0.95に対して根に持っているんだろうなー。ライカは思い切って0.7とか作って欲しかったね。200万とかで。
現実的じゃないよね。100万のレンズって。じゃあどうするって。
あとは全て買ってみろとしか言いようがない。買えるのなら買ってしまえライカレンズ。
買って使わないとわからないことっていっぱいあると思うのね。描写もそうだけれど、絞りの操作感とか、ピントリングとか。
ああ、あの沈胴レンズについている、ストッパー。あれ嫌いな人いる?外してしまう人もいるよね。
中古レンズでも時々ストッパーがないレンズがあるよね。ストッパー、私はそんなに嫌いじゃない。
無限付近でストップしてしまうのが面倒ということなのだろうけれど、そのあたりのピントにシビアになってもなぁ。被写界深度内でしょうと。
こればかりは使い勝手なので好みかとも思うけれど、改造するなら不可逆的改造はあまり好みじゃない。
ミラーレスとか出る前、EOS 5Dが出た頃、ライカレンズをフルサイズデジタルで使いたいということでEOSマウントに改造したレンズもあったね。
沈胴のヘクトール 5cm f2.5を鏡胴を切って、ヘリコイドをつけてEOSマウントに改造するの。30cmまで寄れるとか。すごい時代だったな。あの改造レンズ今どこにあるんだろう。結構委託品でも見たことあったけれど。
あ、また話が逸れた。
4本目
4本目にはズミタールを推す。「買いやすい」ってところでいきなり1本目にズミタールって言うのも有りだけれど、そのお陰か相場が上がった感じ。今は5万からって感じ?
個人的には今、ノンコート・丸絞りのズミタールが欲しい。写りはズマールとズミクロンのミックスみたいじゃないかと。
ただ、高いのでズミタールにこの値段は・・・と踏みとどまってしまっている。
このレンズの一番の問題はズミターかズミタールかだ。
至って普通に写ると思うし、開放は流れ気味のボケでクラシックな感じもする。
ズミクロンほど写らないし、ズマールほどボケボケにならないので、いい塩梅だと思う。
フィルターで苦労するかもしれないし、あのフードもいろいろと試されるレンズ。
私は中古で国産の36.5mmを39mmに変換するアダプターを使って39mmフィルターを入れ、そこに切り欠きのフードかラッパフードをつけている。
5本目
ズミクロン 50mm f2の2ndを推す。これはいいぞ。あの初めて70cmになったやつ。
なんか第一世代の固定鏡胴の陰に隠れているけれど、コントラストが上がって写りも良くなっていると思う。
カラーもモノクロもそつなく何でもこなす感じ。
ズミクロン50mmは1stとM3で揃えた後にM4で2ndを揃えたらかっこいい。最短70cmでテーブルフォトを撮ろう。インスタ向きだな。
コンパクトで寄れてよく写る。最高。なんだかんだでこれに戻ってきそうなレンズ。
6本目
ズミルックス 50mm f1.4の2nd。これもズミクロン50mmの2ndと同じでかなり良く写る。
特にシルバーは1stとほとんど見栄えが変わらないけれど、えっと、シリアルで言うと1844001より後。
あとなんかコーティングの色が金色っぽくて「金目」なんて言われているものもこの世代かな。
私はブラックの2ndを使ってみたけれど、不満ない。ちょうど良い感じ。
この傾向はこの時代のライカレンズの2ndが同じ傾向っぽい。M6と切り欠きフードとセットで撮っていると、写真に対してもカメラに対しても真面目に人なんだろうなって思う。
ただね、このズミルックス50mmも最近高いね。20万からかな?でも欲しかったら買おうぜ。
特別編;Summilux 50mm f1.4(1st)
なんだよ、かっこいいな。おい。このセットが一番かっこいい。幸せだ。
特別にしてしまうほど好き。ズミルックスの1st。なんか開放でフレアが出てズマリットっぽい感じがするけれど、コントラストの感じはズミルックスの方が好き。
1stのズミルックスと2ndのズミルックスは完全に別レンズになっているからシルバーを選ぶときは注意ね。見た目がわかりづらいから。ぱっと見だと番号と鏡胴の長さぐらいしか違わないから。
また、このエクタロームが出るのか。うれしいじゃないか!頑張れコダック!もっと頑張れフジ!
この感じ好き。
で、f2.8でこの写り。すごいぞ。買えよ。
7本目
1.4で遊んだら、f1.5だ。この違いは?と気になる頃。次はクセノン 5cm f1.5がいいな。
同じようなレンズでズマリット 5cm f1.5もあるけれど、クセノンの方が好き。
どっちもどっちだけれど、最近のズマリットの高騰ぶり(10万とか?)を見ているとクセノンを買った方が幸せになれる気がするんだよね。
あとズマリットのクモリと傷をどう捉えるかはズマリットを2~3本買って試してみるとわかってくるよ。
ね、こういう写りが好きなんでしょ?ねぇ?
多分、先にズマリットを格安で手に入れました!って言って使ってみると、じゃあ、クセノンはどうなの?ってなるから。絶対に。
この領域に手を出す人は絶対に下調べをいっぱいしているせいで、気になって仕方なくなるから。
まぁ、クセノンを買うとじゃあズマリットは?ってなるんだけれどね。ふふっ。
ああ、フードは専用品があるので探すように。
ズマリット用のXOONSも共用できるけれど、XIOOMっていう折りたたみのがあるから。
お店でもXOONSで共用だよって言われるかもしれないけれど、私を信じろ。
私はここ10年ぐらいで今までに3回ほど見ている。うち1回は自分が買った。
しびれるね。このセット。普段XOONばかりで使わないんだけれど手に持っていると安心するよ。
遮光性云々より、「持っているんですね〜。いいなぁ」「いいでしょう?」という会話のためのフードだからいいの。
こういうブログでお披露目するためだけのフードにしては高過ぎだけれど。
8本目
あとはヘクトール 5cm f2.5かな。形がエルマーそっくりだから買い換えてもバレにくいという長所があるね。
でもエルマーに使っていたVOOLA。あのリングは口径が違うから使えないという。
これがVOOLAね。こんな小さいところにまで"Germany"とか刻印しているのって誇りなんだか嫌味なんだか。すごいね。
社名も"GmbH=有限会社"銘で泣かせるよね。ウェッツラーのエルスント・ライツ有限会社。今のライカはAGで株式会社。株を買って株主になろうぜ。
株主で思い出した、時々ネットで見かける「ライカ銀座店のパーティに行ってきました」って、あれって本当にやっているの?まさか都市伝説じゃないよね?
新品ライカでMPとか買っても招待されたことないんだけれど・・・まさかハブられてるの?ハブってんの?ねぇ。いつからあれやっているの?私もシャンパン飲みたい。
あとねじ込みフィルターも全然合わないのね。ちょっと前まで三晃精機さんが作ってくれてたけれど、職人さんが倒れちゃってもう生産してない。
あれは買っておくべきだった・・・。ほんとライカってそういうものが多い気がする。一点モノみたいなの。
描写に関してはヘクトール73mm以外はヘリアー型の3群6枚だったか、結構思ったよりシャープに写るのだけれど、ああ、穏やかだなぁと思える。
先に書いたように絞り操作がエルマーと似ているけれど「レンズ径」が違うのでねじ込みフィルターもないし、あの絞り操作ができるリングもハマらないというね。
それを超えてでも欲しい写りがあるよ。ヘクトールには。
好きな人はエルマーよりヘクトールだし、ズマールよりヘクトールだと思う。
ちょっと探すとないレンズ。探していないときに限って出てくるレンズ。
9本目
そろそろだ。ズミルックス 50mm f1.4 ASPH.を買おう。
特に初めてのライカレンズの人。Mデジタルで初めての50mmはこれがいいと思う。
ごめん使ったことないけれど写りを見る限りでは完璧じゃないかな。新品で買おう。絶対にパーティに呼ばれるから。
Mデジタルで最初の一本にこれを選べば案外、もう50mmはこれでいいと思えるかもしれない。
10本目
まじかー、まじかー、10本目かー。別にこの順番で買えとは言わないけれど、これぐらいはトータルで使ってみると取捨選択ができるようになる気がするね。
なんかさ、一丁前な気分になれるよね。
どうするね。そろそろ非純正か?コシナから出ているCゾナー50mm f1,5とか、面白いレンズだよね。
このレンズ、夜使っていて全然ピント合わないなーって思って、コシナに送ったら、「開放で前ピン2cmぐらいの仕様になっている」ってメーカーの人に言われたから、前ピンで悩まなくていいよ。
「f2.8でジャスピン」になるんだって。これってフォーカスシフトっていうの?
あとはVMのノクトン 50mm f1.1なんて多分ノクチって言われたら見分けがつかないし。
ああ、ノクトン 50mm f1.5 ASPH.はちょっとピンとこなかったなぁ。かっこいいんだけれど。
これは今度機会があったら(お金があったら)中古で買おうかなと思ってる。CP+で50mm f1.2が発表されたでしょう。
多分、f1.1の方が絶版になると思う。コシナのレンズとかカメラは販売終了すると値上がって買えなくなるから。
もうさ、ここまで来たらとりあえず「新型」が出たら買うみたいな感じでいいよね。
ヘリアーの50mm f3.5なんてかっこいいし。プラナー50mm f2なんかもあの秀逸な写りを見ているといきなりアガれそう。
VM、ZMマウントはほんと素晴らしいラインナップ。
あとはキヤノンの50mm f1.2とかさ。クモリ玉で取っても取ってもクモってくるとか、偏った愛がないと買えないレンズ。
案外、トプコール50mm f2とか使ってみたいし、キヤノン 50mm f1.5、ニッコール 5cm f1."5"とかも。このころは「ゾナーコピー」とか言われて、そう言うレンズを試したくなる。
あとニッコール 50mm f1.4の5005番台とかさ。このガラス、戦中の旧海軍に使われる予定だったけれど、終戦迎えちゃって、そのガラスを使って作られたから質がいいとか、クモらないとか、色々言われて高い。高いだけだったりして。
ああ、古いツァイスの50mm f1,5とかもLマウントであるとかないとか。本物かどうか自信がないから最初からContaxで使った方がいいような気がする。
しかもアメデオアダプターもあるがな。このアダプターは高いと思うかもしれないが、私は絶大な信頼を置いている。ピントを外す感じがしない。
ブラックペイントのライカにニッケルのゾナー 5cm f1,5という夢の組み合わせだ。
あー、アメデオさんのニッケルアダプターも欲しくなって来た。50mm専用も。最短70cmまで寄れる。テーブルフォトを撮ってインスタにアップするんだ!
HP ; http://amedeo-adapter-japan.com
最近びっくりしたのは中国製のレンズで7Artisanの50mm f1.1
先にも書いたけれど、f1あたりでレンジファインダーでジャスピンなんて無理って、最初から諦めていて工具がついてる。自分で調整してって。
案外、こっちの方が安心感あるかもしれないって思った。Mデジタルじゃないと無理っぽいレンズだけれど。
フィルムだと長巻で12枚ぐらい撮りながら3本ぐらい使ってやっとピントが合うようになるか?
それに写りも良く言えばクラシカル、悪く言えばひどい光学性能。これをどう捉えるかで4万円台というのと50mm f1.1の最短70cmの魅力には抗えないものがあるよね。
なんかライカの50mmって大変
なんかここまで書いてきて、ライカの50mmって大変だなって思った。よくここまで読んでくれた。感謝したい。それだけ変態ってことなんだけれどね。
普通のデジイチなら純正の50mm f1.4買えば(キヤノン頑張れ!好きだぞ!EF 50mm f1.4!)安泰なのにね。
シグマのart 50mm f1.4とかさ。すごいじゃないか。F100買ったら欲しいレンズだ。
まぁ、これだけのレンズをユニバーサルマウントで使えるのはすごいよ。やっぱり。ニコンだって無理なのに。6bitコードぐらいじゃないか、大変なのは。
そう言う意味では信じてついてこいって感じ?高いけれど。
でね、色々散財した後に気づくのよ、バルナックにエルマー5cm f3.5に戻ってくるって。
やっぱりエルマーって。で、旧エルマーを買うと。ああ、雰囲気が違うなって。
結局のところ、ライカを欲しがる人なんて所詮悪人なんだからさ、買って買って買いまくって、救済を求めるしかないんだよね。
人は罪悪深重な凡夫。求めるは悪人正機だよ。
アーメン。