11月の写真ーNikon S2とNIKKOR-S.C 5cm f1.4

11月はなんだか、どたばたしていたような記憶があるけれど、しっかり撮ってた。今回はNikon S2とNIKKOR-S.C 5cm f1.4で。

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Nikon S2 nikkor S.C 5cm f1.4(RPX400)
 

目次

陽も暮れかかった海辺で 

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日が暮れるのも早い時期でこの時16時過ぎだったと思う。ピーカンよりマシだけれど、Rolleiflex Standardも持って行った時でf3.5でISO100のアクロスしかなくて撮れなかった。

こういう時f1.4とISO400って無敵だなと思う。50mm f1.4と35mm f2~1.4が一本ずつあれば十分だよね。いつもそう思う。

でも、そう思うだけで実行する勇気がない。神よ!私に勇気を与えたもうれ!

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夕暮れ時の球場。50mmでもなんとかなるもんだ。なんとかなるはずだ。じゃあ、35mmはいらない?神よ!

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完全に日が暮れる寸前に一枚。日が落ち始めると電灯を求めて歩き始める。蛾。

夜の林試の森公園

白金台の自然教育園に向かったんだけれど、予定が狂って15時過ぎに着いてしまい、閉園が16時半ということで急遽変更して近場で探したら、「林試の森公園」があることに気づいて突撃した。

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ここでも陽が暮れる寸前。16時半頃。この頃が一番陽が暮れるのが早い気がする。

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雰囲気が良い。この暗さでも家族連れが多く、人もよく歩いていた。憩いの場なのかな。

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まだ一部、紅葉が残っていた。

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朱と黄。

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どんどん陽が暮れて完全に落ちる寸前。人気が減っていく。

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公園内は電灯が多くシャッタースピードを1/30で電灯に合わせる。

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帰宅を急ぐ人。

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電灯を求めて歩き回る。蛾。

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ああ、いいですね〜、シルエットください。シルエット!

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シーンとしているようで結構ガヤガヤしている。人の歩く音が落ち葉を踏みしめる音でわかる。

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私は蛾です。

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電灯の下で撮り合い。

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ここを下ると一周回ってきたことになる。完全に陽が落ちた。寒かった。

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最初の一枚目と同じところ。こんなに暗いというのを出したかったので露出はf1.4、1/15で固定。必要な光だけフィルムに感光させる作戦。

Nikon S2とnikkor S.C 5cm f1.4

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かっこいいでしょう。

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このフォント。今のニコンと違うのが好き。

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この「おにぎりマーク」が欲しかった。

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かっこいいよ。

Nikon S2はContax IIとM3を足してContax IIよりだいぶ使いやすくなって、M3より少し使いづらい感じ。つまりM3がすごい。

S2はSPなどと比べても一番安くてそれでいてコスパも優れているから好き。

あと50mmしかファインダーが出ないので35mmを増やそうかと思うと外付けファインダーもか・・・と躊躇させるので好ましい。

下痢ストッパみたいな物欲ストッパカメラ。

 

これで私の下痢を止められるとでも思うのか!

私の下痢との付き合いは長いぞ。正露丸、ビオエフェルミン止瀉薬、下痢ストッパエトセトラ、エトセトラ。全く効き目なし。

こういうのはお腹が痛くなってから飲んでもダメね。痛くなる前に飲む。すると便秘になって苦しい。

しかしだ!とめどなく出続けるよりマシではないか。下痢になると絶対にトイレが必要だ。

紙はなくともトイレットペーパーの芯をほぐせばいい、または手で拭けばいいが、トイレは必要だ。

君は野糞をするのか?下痢で急に思い出した。私のブログだ好きなように書かせてもらう。

母校とゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲワーイ

もうだいぶ前の話になる。ある日、私のiPodからはGet Wildが流れていた。その日は遅くなって、0時を回った電車に乗っていた。

下車駅まで後、二駅というところで突然の腹痛に襲われた。これは一種のヒューマンシステムであるから仕方がない。

なんとか最寄り駅までもった。即トイレに駆け込んだが、なぜか「大」だけ満員。小便器はスカスカなのに。

他を当たる。しかしそこも満室だった。小便器はスカスカ。仕方ない、バスも無くなった、タクシーは駅の外まで並んでいる。我慢できるはずがない。歩いて帰ろう。途中のコンビニとかにはいればいい。

「ストレス社会なんだな」とポツリとつぶやき、歩き続ける。が、全く人気のないところで催した。しかも全然我慢できそうにない。

私のお腹はGetwild'89へリミックスされていた。ゲッゲッゲッゲッゲッゲワーイー。あの日ほど小室哲哉を憎んだ日はない。

その時目の前にあったのは母校である中学校と明かりのついている消防署。どっちだ。正解はどっちだ。

正解は勝手知ったる母校だ。現在と違って学校の防犯意識は低い頃で当然のように門は開いてる。

すっと入っていく。校庭にトイレがあったはず。真っ暗闇の校庭にポツンとトイレはあった。

懐かしさに浸る暇もなくお腹の小室哲哉はゲッゲッゲッゲッゲッゲッと容赦ないサンプリング。

ささっと駆け込む。勝手知ったるトイレだ。電気のスイッチの位置も覚えている。小室哲哉がライブで魅せるパフォーマンスのようにスイッチをパチッと点ける。

唯一の違いはわけのわからないスイッチではないということだ、明らかにトイレの電球用スイッチであることだ。校庭がぱあっと明るくなった気がして恥ずかしかったがもう我慢ならん。

大はもちろん誰もいない。いたら漏らす。ドアを開けると紙がない。この仕打ち。私はこの学校に何をしたというのか。

ベルトを緩めつつ、「緊急、緊急だから!」とブツブツ言いながら「女子トイレ」に入った。中学男子にとっては「聖地」だったがそんなことを全く感じることもなく、真夜中にベルトを緩めながら女子トイレに入る男がいますと通報されてみろ終わるぞ。

ただ「紙がありますように」と祈りつつ、迷わず侵入、いや進入した。

胸に手を当てて考えてみろ、その場でのうのうと水溶便を漏らすのがいいのか、漏らさず女子トイレで捕まるのがいいのか。

女子トイレで捕まる方が社会的リスクが低い。そう考えながら電気をつけると、さらに校庭が明るくなって通報されるのではないかと恐れたが気分はTMのライブ状態。わぁと歓声が聞こえた気がしたが私はセルフコントロールもできない腹痛に襲われているのだ。

「緊急」と念仏を唱えながらドアを開けるとそこに神はいた。紙があった。そこでそのまましても良いかと自分に尋ねたが、さすがに良心の呵責にさいなまされ、即、紙をを取り上げて女子トイレの電気を消す。

薄暗い鏡に映った私が見えた。ああ、あの頃好きだったトイレの隣にあるテニスコートの天使、テニス部のミツコちゃんもここのトイレを使っていたんだよな。君とBe toghetherしたかった。

しかし、あれからいく年かたった今はお腹痛くなっても一人。Sevendays warの日々。頭をブンブンと振り、もうミツコのことは忘れた!と叫ぶ。

男子トイレへリターン。紙をセットし、ズボンを下ろし、存分に出して、ホッとした。私のJust one victory。

唯一の不安と言えば真っ暗な校庭で煌々と電気をつけていることだった。ヤンキーが来たらどうしよう。カツアゲ食らうの?ケツ出したまま?とかしゃがみながら考えていた。

でも俺は小室。しかし冷静になるとこの暗闇の中で校舎も電気がついておらず、誰もいないはずの校庭のトイレに電気がついていたら君は近づけるか?私なら近寄らず通報だろう。その通報も怖かった。

今思えば消防署が正解だったのだろうか。間違いない、そっちだ。ズボンを上げベルトを締めながらそう思った。あの頃好きだったミツコちゃん元気にしているかなとか、思い出に耽る暇もなく、ささっと電気を消し、ライブ会場を後にするように母校を後にした。

ありがとう。アンコールはない。あって欲しくない。しかし何度のアンコールに応えたことか。あの日から幾許か。

夜、君の母校をそばを歩いている時に校庭にあるトイレの電気がついていたらそういうことだ。通報しないでほしい。カツアゲしないでほしい。ジャンプしろとか言わないで欲しい。そこには小室がいる。

今日も私のお腹はゆるい。目を閉じると聞こえてくるアンコールコール。ゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲッゲ。

カメラとは。レンズとは。写真とは。

 なんと奇遇な。

 蓋が空いてカバンの中にぶちまけた時のあの香り。

 あの苦味。粉で飲みづらい。

 早めに慣れておけ。老いは必然。死は宿命。急なハライタにも対応する。

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