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Contax IIとSonnar 5cm f2

念願のContax IIがやってきた。欲しいもので書いた通りのContax IIとSonnar 5cm f2のセットでボディの革にデコボコがないもの。貫いてよかった。想い続ければいつか出会うもんだ。

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これはいい流木だぞ。これはいいものだ。(マ・アレモ)

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今回のContax IIはとにかく綺麗。さらにレンズはもっと綺麗で驚いた。

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Contaxの文字がかっこいい。この刻印も前期と後期で違いがあるらしいがよくわからない。

ボディのシリアルは"M"からの番号なのでおおよそ1940-1942年製。43年までの製造なのでかなり後期かと。もちろんシャッタースピードは1/125、1/250。最高速は1/1250。ボデイ下部にはシリアル番号がなく、裏蓋のみ。

レンズは2136497なので1938年。ポーランド侵攻が1939年だから。ギリギリ戦前。そう、古いカメラが好きになると世界史、特に近代史に少しだけ詳しくなれる。いずれも教科書レベルだけれど。

クッツの「コンタックスのすべて」によると二種類あるみたい。シリアルナンバーがボディ底部と裏ぶたにあるもの。裏ぶたとアクセサリーシューにあるもの。しかし、私のは裏ぶたのみにしかない。アクセサリシューには何もない。1940年というと完全に戦中で物資の不足など、生産が不安定になっている頃だと思うので、色々とあったのかなと。まぁ、厳しいコレクターというわけでもないのでこれでいいかなと。

連合軍側にいたキャパも実はノルマンディ上陸作戦でオマハビーチに従軍した時にこのコンタックスIIと135mmを持って言ったと聞いている。なので、私もキャパの端くれとして、東洋のドーバー、屏風ヶ浦に行って、砂浜などで135mmで撮る必要があるので 135mmを買わねば。ゾナー135mm f4だね。うん、わかったー。

クロームのレンズはニッケルに比べて安めなのが怖いというか嬉しい。バンバン行こう。バンバン。8.5cm f4トリオターもね。ブラコンは50mm専用にしてもいいかなぁ。いや、しかし・・・。

肝心の写り

これね、意外だなと思ったのは開放のf2でもきちんと写ると思ってたが、案外ホワホワ。f1,5のゾナーがかなりホワホワだったのでf2ならと思っていただけに意外だった。

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Contax II Sonnar 5cm f2(RPX400) 

 

f2開放最短(90cm)で。かなり柔らかめ。少しトーンカーブと周辺焼き込み(エッジバーン)だけしている。

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一絞り。f2.8で。キリリとしてきた。なんともツァイスらしいというか、このあたりは好みの問題かなと。f4に絞ったら、面白みがかなり減るけれど、多分、すごい写ると思う。

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こちらはアンダーで。f4。

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f4。前ボケも自然に感じる。嫌味がない。

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これはf2.8。穏やか。

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f2.8。これ、建物が少し傾いてる。立ち位置がおかしかったか?

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f2.8で1/125。もうね、この猫を見た時、「撮れた」と思った。f2じゃなくてf2.8かなと思った。

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f2、1/60。逆光気味で。フレアが出ているけれどひどいものじゃない。露出計で1/30と出たけれど、様子を見て1/60にした。露出で勝負みたいな。不安だったら1/30も撮っておけばOKでしょう。

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f2で。あー、いい感じって思った。こういう写り好きだなー。周辺もうるさくないというか流れすぎなくていい塩梅。これ、同年代のライカレンズ、ズマール 5cm f2だとザーッて流れやすいんじゃないかと。結局、適材適所なのかなと。使い手が選べばいいんじゃないかと。そう言う訳で、50mm f2のレンズ、ズマールもゾナーも必要なのだ。買えよな。ズミターもいいよ。ズミクロンもいい。大変だね。

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f2.8、1/30かな。多分f2で1/60じゃなくて、f2だとこの背景はかなりうるさくなるかなと思って、f2.8を選んだ。この解像感はすごいなーって思う。立体感も好き。

実はこの戦前ノンコート、5cm f2ゾナー、結構安い。レンズだけで2万ぐらいで出ている。3万は超えても4万にはいかない相場。多分、旧コンタックスマウントということもあって、デジタルとかで使い勝手が他のマウントに比べて悪いのかもしれない。それで値段が安めなのかと。アメデオのアダプターも結構な値段するしね。でも、それで揃えてM型ライカで使ってもよいかと。もしくは私のようにコンタックスにつけるか!?もちろんコンタックスボディもセットだよねぇ?

アダプターはこちら。 HOME of Amedeo Adapter Japan

50mm専用だと2.5万。

amedeo-adapter-japan.blog.jp

こっちの方がいいな。0.7mまで寄れるし。

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f2開放でぐるぐるを期待して。最後に一枚と撮った。が、裏切られた。全然回らないし崩壊しない。これには少し驚いた。

一本撮ってみて

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フードは純正が見つけられていないのでとりあえずの40.5のねじ込みで。これから純正フードを探す旅に出ることにした。ないんだこれが。ねじ込み40.5はほとんど戦後なので、戦前40.5のねじ込みを探している。かぶせでもいいか?

一本撮ってみて思ったのは、結構安定しているなぁという印象。もちろん、古いレンズなので個体差もあるのだろうけれど、極めてシャープという訳でもなく、ボケボケでもなく。ゾナー 5cm f1,5はかなりやんちゃで、f4ぐらいじゃ収まらないという感じ。でも、f2ゾナーはきちんと抑え込んでいる感じがする。この辺りにツァイスの執念を感じた。

II型ボディの使い勝手

ブラコンに比べて、なによりも一眼式になったのは大きいかと。M型ライカが出る前に一眼式レンジファインダーになったのはツァイスも必死だったのかなとか。火の粉をふりかけまくったんだなって。巻き上げも軍幹部に来てマシになった。ブラコンが愛でるコンタックスなら、II型は使うコンタックスと言う感じ。

それでもバルナックDII以降とコンタックスIIどっちが使いやすかというと正直なところバルナックだと思う。慣れの問題もあるけれど、やっぱりなんか違う。持ちやすさが全然違う。コンタックスは高級すぎて角ばっているんだけれど、それが仇になった。案外、体に当たるとゴチゴチ痛い。バルナックは簡単、簡易な感じ。コンタックスはシビア。それでもツァイスレンズの魔力というのはライカレンズとはまた違うものがあって、それに合わせたボディを使いたいと思わせる何かがあるのも正直なところ。1日撮ってみて楽しかったのも事実。冠婚葬祭とか、いざという時はライカを持っていくけれど、楽しみが第一ならコンタックスかな。

流木

まず、コンタックスが欲しい人へ。海に行きなさい。海に。そして流木を拾って来なさい。そして流木を売る。いつだったか、せどりが流行ったかと思うが、これはせどりどころじゃないぞ。得るものしかない。せなんかない。どりどりだ。海は宝の山だ。

確実にカメラとレンズが増えるから。

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こういう生まれやすい優秀な流木を拾うこと。台風の後、嵐の後がいいらしい。外房(太平洋側、日本海側)と内房(湾内)だと全く違う雰囲気なので、拾い比べてみよう。

海はいいよね。写真は撮れるし、流木は拾えるし。海はいい。

流木一本、レンズ一本。

そろそろ山に入ろうかとさえ思っている。春頃の山には「動物の骨」が落ちているかもしれない。冬を越せず死んだ動物の骨を売る。自然に還るところを拾い上げ、売る。まさに骨の髄までしゃぶるのだ。ますます、怪しい感じになって来たな。骨一本、レンズ一本か。ちょっとそっちに行っちゃいけない感じになった。臓器売買みたいだ。

参考図書に。

コンタックスのすべて―コンタックスの歴史 1932~1982

コンタックスのすべて―コンタックスの歴史 1932~1982

  • 作者: ハンス・ユルゲンクッツ,Hans Jurgen Kuc
  • 出版社/メーカー: カツミ堂写真機店
  • 発売日: 1993/12
  • メディア: 大型本
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これ、高い。オークションでたまたま安く手に入った。アマゾンの半額。

あとは、個人で研究している、Thieleさんの自家出版?のレンズ本。先日買ったんだけれど、なんか間違えたので書い直そうと思ったら、Outo of Stock(2016/11/07時点)と・・・。

Carl Zeiss Jena Fabrikationsbuch Photooptik II - Hartmut Thiele

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コンタックス物語―ツァイス・カメラの足跡 (クラシックカメラ選書)

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ツァイス・イコン物語―世界最大のカメラ・コンツェルンの軌跡

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この辺も読んでみたい。