鋸山は足をのこぎる

梅雨明けしたその日に鋸山に行ってきた。

鋸山は5年前の夏以来。その時は入場券を買うときにロープウェイで山頂に行きたいと言ったら、おじさんから「なーに言ってるかね!若いんだから、登ればいいね!すぐだから!」と勧められ、地獄を見た。

90分以上かかり、熱中症寸前だった。ペットボトルを一本持っていたので危うかったがなんとかなったという感じだった。

ので、今回は素直にロープウェイに乗って山頂を目指した。

角利 両刃鋸 210mm プラケース入

角利 両刃鋸 210mm プラケース入

 

学校の授業でノコギリって上手に使えなかったな。板をまっすぐ切れなかった。

カメラはPEN Sにカラーネガ、M4にElmarit 28mm f2.8にモノクロ、トライ-X。最小限に努める。

前回の反省を踏まえ、リュックにポカリ1L、水500mlを担ぐ。

まぁ、でも、ロープウェイで言っちゃえば「ほぼ山頂でしょ!」とタカをくくっていた。

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乗り場で往復券を買う。930円。久しぶりの硬券。

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ロープウェイからの展望。内房がとても広くよく見える。向こうは横須賀。片道4分だったかな。あっという間だった。

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ロープウェイを降りてすぐに見える、この階段。ちょっとくじけそうになる。

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登ってすぐのところに展望台があった。暑い。とにかく暑い。遮るものがなく日差しがきつかった。

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しかし、展望はかなりよく、これぞ房総半島という感じ。

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いざ。と意気込んで山道へ。結構足元はきつく、スニーカーなどよりも足首まであるトレッキングシューズなどの方がいいかも。手すりを掴まないと降りられない感じだった。

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途中、ヤマユリに癒され、日本寺の入り口へ到着。ここまで20分ぐらいかと。山全体が寺といった感じ。入場券を600円で購入し、再度気合いを入れていざ。

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木陰の緩やかな階段が続く。それでも暑い。湿度がきつい。汗が止まらないし、乾かない。

夏休みのためか家族連れが多く、すれ違う家族がポケモンGOをやっていた。余裕だな・・・。

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なんとか階段を上ったところで、百尺観音への入り口へ。ここは緑色しかない。

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苔生した壁と階段。覆う木々が異世界に誘う。

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日本じゃないみたいと家族連れの方が言っていたがまさに。東南アジアのイメージ。アンコールワットとかトムの感じ。

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少し進むと、「地獄のぞき」が見えた。あそこの上に立つのだ。その奥には「百尺観音」がある。百尺なのでおおよそ33mm。よくぞここに彫ったものだ。

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地獄のぞきを撮って再び戻る。

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緑の地獄。足元も苔で覆われているので転倒注意。

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再び、階段。かなり急。階段しかない。階段。階段。階段。途中休み休み進むが、部活をやっているみたい。息絶え絶え、足パンパン。こんなにきつかったっけ・・・・。

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ついに山頂付近の展望台に出た。写真を撮りながらだったので1時間ほどかかったかと。息も絶え絶えで汗も止まらず。

とにかく日差しがきつい。明らかに麓より日差しがきつい。

たったの300mなのにこんなに違うのかと思うほど。

あまりにもきついのでとりあえず、無限でパチパチ撮ってから、地獄のぞきへ。

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地獄のぞきからの眺め。かなり高いので先端まで行けない人もいた。下は百尺観音のところ。人が小さい。

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地獄のぞきを反対側から見る。この時、腕の汗腺から汗が吹き出ていて、手首に滴り落ちてきていた。日差しがきつく、湿度も高いので全く汗が乾かないのできつい。

山頂の写真を撮ろうかと思ったが、少しの階段を上るのもきついのと、とにかく日差しを避けたかったので日陰を見つけて一休みしてから下山。

入り口付近まで戻ってきたが、ロープウェイに戻るために更に登る。そして下る。下りはきつい。足がガクガクして来て降りられなくなる。

登りは止まればいいけれど、下りは止まるのにも力がいる。

登山とは言えないレベルかもしれないが、「そこに山があるから」なんて私は決して口にする事はないだろう。

山登りは苦行以外何者でもない。物欲が増すだけだ。

下山したら自分へのご褒美にカメラ買うぞ、カメラ買うぞと言い聞かせてたから。

ロープェイ乗り場に戻ってきた時には、足はガクガク。暑さで体が沸騰してた。これから登ろうとしている人を見ていると同情したくなるほど。

どんな山でも山はなめんなよ。死ぬぞ。水分と足元に注意。足をやられたら一巻の終わりだ。

 カメレオンのMidで行ったが正解だった。

[メレル] MERRELL トレッキングシューズ Moab Mid GORE-TEX M J87311 Dark Tan (Dark Tan/8.5)
 

こういう定番のきちんとしたものも欲しい。米特殊部隊御用達のMoab。

下山した時に12時過ぎていたので、お昼は保田の「ばんや」へ。ここは有名ね。

www.banya-grp.jp

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海鮮丼とアジフライ。この辺りのアジフライは黄金アジで有名だけれど、これは普通のアジかな。それでも肉厚でジューシー。とりあえずエネルギー補給。

お昼を食べていたら、なんと豪雨。食後、雨を見計らって、戦争遺構を見に大房岬(たいぶさみさき)と気になっていた原岡桟橋を見に行った。つづく

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