5月の雨の日に東京の駒込にある「東洋文庫ミュージアム」に行ってきた。またしても雨だ。ここ最近、毎回、毎回、出かける日に雨だ。
呪われているのか?呪い返してやる。仕返しにカメラを買ってやる。
ランチはCafe Sucreへ
昼前に曳舟にある、カフェシュクレへ。
・自家焙煎珈琲専門店Cafe’Sucre’ ロースター、バリスタ、コーヒーマイスターのいるお店
曳舟は久しぶりに来た。変わりないかなと思ったが結構閉店しているラーメン屋とかもあって少しずつ、東京東部も廃れてきているのかなとか。
このカフェは最近、コーヒーを淹れるのにこだわり始めて、淹れ方を動画検索していたら「ハンドドリップチャンピオン」と言う動画があって、そこで知った。
どんなコーヒーが飲めるのかなと。ランチタイムに伺って、コーヒーのことを聞いたり、淹れ方を教えてもらったりできて、とてもよかった。
なるほど、なるほど、と思っていたら、写真撮り忘れた。とても美味しかった。
豆も買ってみた。スペシャルティーコーヒーのマンデリン。今まで買った豆で一番高い!800円/100g!
量が飲めないので少ない量で美味しいのが飲みたいのだ。
ゴリゴリ豆を挽いてトポトポコーヒーを淹れている。ペーパーとネルで。いろいろと試している。
東洋文庫ミュージアムへ
HP : 公益財団法人 東洋文庫
東洋文庫ミュージアムは室内撮影OKだったことを覚えていて、ぜひ行ってみたいと思っていた。
GRで。
階段を上るとすぐに見られる、目玉がこれ。
モリソン書庫。「ハリーポッターみたい」と書いてあるところもあったが、ハリーポッターを見たことがない・・・。
智の壁といったところ。数は約2万4千点。モリソンさんが中国で蒐集したもので今世間を賑わせている、三菱の三代目、岩崎久彌が一括購入。現在の価値で70億円とか!
こんな本に囲まれて生活してみたい・・・レンズでもいいけれど。
写真もフラッシュ、三脚を使わなければOK。21mmとか持っていけばよかったと思った。
回顧の路。振り返る道。今まで買ってきたカメラとレンズを振り返る。自責の念にかられること必至。
いろいろな孔子に問われる。今までの人生どうだったかと。のびのび買ってきました、と答える。
りりしい孔子。それでよかったのか?と。
ちょっとこわい孔子。いっぱい買いました・・・すみません。
子曰く、「古いのもはいい、オールドレンズとカメラを愛でよと。まず、コンタックスIIを買え、そして、dp0Qとdp3Qを買え」と言っている。
これで私も物欲大先生。
論語も学生の時に読んだけれど、ほぼ覚えていない・・・。
1772年の科挙試験の解答用紙。全然読めない。英語のほうがまだ読める気がする。
漢文の授業で貧乏で油も買えず、蛍の光の明かりで一生懸命勉強して、科挙試験を受験するって話なかった?貧乏でも受かれば役人になれるって。
これが後の「蛍の光」の歌詞か。貧乏で油も変えないから蛍の光で勉強したって歌って、卒業式で泣く。考えれば不思議。まぁ、卒業しても勉強しろよってことね。そしていつの間にか閉店ソング。
科挙試験に受かったら、宦官になって去勢手術で「切られてしまう」なんて悲惨な・・・と思ったが、それほど高位だったのか。
宦官のWikiを見に行ったらあっという間に時間が経ってしまった。写真が生々しかった。
宦官制度って官僚制の始まりみたいなものなのかと。行き着く果ては腐敗か。
今の私にとって、宦官といえば、漫画「キングダム」の嫪毐(ろうあい)だなぁ。キングダムを頭に巡らせながら、今回の展示、「もっと知ろうよ!儒教」展を見た。
東方見聞録。マルコ・ポーロくん。RPGを地で行ってる感じ。
日本のことを勝手にジパングって名前つけた。日本のことをJAPANというのと少しは関係があるのかもしれないって。中国語のJih-pŭn=日本からも影響あるかもとか。
あと、黄金の国。まぁ、確かに藤原氏全盛で中尊寺金色堂とかあったしね。
今は世界中のライカレンズが集まっている(いた)ところでもあるから、お宝の国かもね。
新約聖書、バイブル。旧約聖書はテスタメント。
こんな大きいものを持って、悪魔払いしてたのかな?もうレンズはいらない!もうカメラもいらない!神の名の下、命ずる!アレモの体から立ち去れーい!悪霊退散!南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。えいえいえーい!
はぁ、はぁ、まだ欲しいのか・・・がくり・・・神は死んだと、言ったとか言わなかったとか。そんな妄想しながら撮った。
え?楽しいよ?
知恵の小道。先人の知恵が様々な文字で書かれている。この先にカフェがある。残念ながら貸切。
なんだっけ、トイレの匂いのやつ。ジャスミン!雨の中、可憐に咲いてた。トイレは・・・金木犀か?栗の花は?・・・。
壁も彫刻がされていて見応えがあった。
緑のモミジもいいね。
ガラスに東洋文庫のシール。篆刻みたいでかわいい。
ほとんど来場者もなく快適だった。向こうの建物がカフェ。
フィルムはM6にSummilux 75mm f1.4。室内、博物館とかでは展示物をじーっと見つめているから、50mmより長いレンズで撮ろうと思っている。露出がきびしかった。ISO400、f1.4でも1/15~1/8。手振れていなければいいのだけれど。
北斎茶房
時間にまだ余裕があったので甘いもんで食べたくなって、以前から行きたかった、あんみつの深緑堂に行こうと思ったら定休日。
あんみつの深緑堂 (シンリョクドウ) - 曳舟/和菓子 [食べログ]
そこで近くで探したら、ここが見つかった。
北斎茶房 (ほくさいさぼう) - 錦糸町/甘味処 [食べログ]
春の限定。桜のアイス、塩漬けの桜の葉がおいしかった!最高に満足。
外に出たら、雲の切れ間からスカイツリー。バベルの塔みたい。
一瞬で見えなくなった。鳥もちょうど写り込んで、まさにシャッターチャンスだった。
知的好奇心をいっぱい刺激された1日だった。絵とか歴史的展示物って知識がないとわからないこと多い。知識は荷物にならないとどこかで読んだけれど、その通りだと思った。
GRにこれ付けたかった。21mmに。
一度は読んでみたい。
また読んでみるか。
・・・
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あんな記事書いたから自分でも欲しくなってしまった。
自爆。